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中延にカフェ「珈琲 こ虎」 自家焙煎の深いりコーヒー豆をネルドリップで

「珈琲 こ虎」店主の河村潤平さん

「珈琲 こ虎」店主の河村潤平さん

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 カフェ「珈琲(コーヒー) こ虎」(品川区中延4)が7月29日、中延駅近くにオープンした。

「珈琲 こ虎」外観

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 新築アパートの1階に入居する。店舗面積は10坪。席数はカウンター=5席、テーブル=5席。

 店主の河村潤平さんは大学卒業後に就職したものの、「好きなコーヒーの店を開きたい」と退職。2018(平成30)年から昨年までコーヒー店で働きながら豆の焙煎(ばいせん)技術などを身に付け、音楽イベントでコーヒーを提供するなど経験を積んだという。

 中延へ出店した理由について、「学生時代に西小山付近に住んでいた。下町のような雰囲気が好きで、店を始めるならこのエリアでと考えていた」と河村さん。店名の「こ虎」の由来は「実家が商売をしていて、屋号に虎の字が入っているので、小さい虎で『こ虎』にした」と話す。

 店の内装については「手前半分は明るく爽やかに、奥は外の光が入りにくいので落ち着いた雰囲気に、二面性のある空間を意識した」と説明する。「家具は、内装を依頼した知人と一緒にアンティークショップを巡って選んだ。アナログ感を大事にしていて、看板や店内のサインは職人に手書きしてもらった」とも。

 コーヒーは、布製のフィルターを使ったネルドリップで入れる。メニューは、深いりのストレート3種類(740円~800円)、中深いりのストレート2種類(760円、800円)、「ブレンド 深味」、「ブレンド 滋味」(以上700円)。「ペーパーフィルターを使うと味がパキッとするが、ネルドリップなら深いりのコーヒー豆を使って口当たりのまろやかな味が出せる」と河村さん。豆は毎朝、店内の機械で焙煎する。コーヒー豆の販売も行う。

 そのほかのドリンクは、「アイス珈琲」(750円)、カフェオレ(800円)、デミタス(850円)、「珈琲フロート」(900円)、「珈琲アフォガード」(1,000円)、「辻製油」(三重県松阪市)の「ストレートみかんジュース」(800円)などを用意する。

 スイーツは、チョコレート工房「xocol(ショコル)」(世田谷区)のガトーショコラ(500円)、コイン形チョコ(300円)を提供する。

 河村さんは「近隣のコーヒー好きの方々からは、自家焙煎の店ができてうれしいと喜んでもらえている。これからも、居心地よく過ごせる店にしていきたい」と話す。

 営業時間は11時~19時。木曜、第2・第4金曜定休。

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