新馬場駅近くの旧東海道沿いに1月2日、「品川宿交流館 本宿お休み処」(品川区北品川2、TEL 03‐3472‐4772)がオープンした。
同施設は、『東海道五十三次』の中で一番目の宿に当たる品川宿をPRするために、品川区が設立した4階建ての総合案内所。旧道沿いは当時のままの道幅を保つ商店街など歴史資源が数多く残っており、今後来街者の増加をめざす。運営は「旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会」が行う。施設面積は延べ約80坪。
1階、無料休憩所のカフェスペース。品川宿周辺の地図「まちづくりMAP」(50円)も販売するほか、写真展や個展に使えるミニギャラリーと観光案内を目的とした情報カウンターを設ける。
2階は、品川宿の歴史や文化を紹介する「品川宿展示室」。「品川歴史館」(大井6)との連携により企画展を行う。現在は「有坂与太郎と東海七福神」を開催中。
3、4階は親睦・交流のスペースとして貸会議室や多目的ホールを設けた。地元住民に向けたパソコン教室なども開く予定。
品川区産業振興課長の金子正博さんは「現在、旧東海道の景観を美しくするために、石畳の舗装や電線の地中化に取り組んでいる。お休み処の周辺はすでに工事を終えたので、ぜひ散策を楽しんでほしい。今後は品川の観光案内の拠点として、多くの人に品川区の魅力を伝えていければ」と話す。
開館時間は11時~16時。月曜休館。