品川神社例大祭と荏原神社天王祭が6月5日より開催され、多くの見物客でにぎわっている。北品川の鎮守、品川神社(北品川3)と南品川の鎮守、荏原神社の(北品川2)の祭礼が同時開催されるのは17年ぶり。
宮入り後、みこしは品川神社の階段を降りて各町会へ戻っていく。
近年は、荏原神社の祭礼が1週ほど早めに開催されていたが、「雨の多い時期なので、十数年前から祭りの日程を早めていた。しかし、今年は創建1300年に当たるため、かつて行われていた日付に戻した」(荏原神社)という。
旧東海道品川宿では6日17時頃、品川神社の各町会による連合渡御が開始。「北1丁目町会」「北2丁目町会」「北3丁目町会」「御殿山町会」の4町会5基の大人みこしを担いで練り歩き、訪れた見物客の目を楽しませた。
18時頃の宮入りでは、みこしが同神社の階段を上る姿を一目見ようと、国道沿いに多数の見物客が殺到。毎年足を運んでいるという男性は、「みこしが階段を登る姿は何ともいえないよさがある」と笑う。
19時以降は、北品川商店街が開催する「おいらん道中」がスタート。今年は一般公募で参加したより7人のおいらんが、高張り提灯を先頭に、東海道八ッ山橋から品川橋までを歩いた。
品川神社の宮頭、溝口晴三(せいぞう)さんは「毎年勢いのある祭りだが、今年は17年ぶりに荏原神社天王祭と同時開催となり、さらに町全体が盛り上がったのでは」と話す。
同祭りは7日まで。