品川カブの普及活動に取り組む北品川の八百屋、大塚好雄さんを中心とした、品川カブを使った商品を開発したメンバーが12月1日、ピーアールのため濱野健品川区長を訪れた。
当日区役所を訪れたのは大塚さん、南品川のギョーザ店「しおの屋本店 夢工房」(南品川5)の塩野さん夫妻、和菓子店「伊勢屋」(北品川2)の岸誠太郎さん、北品川の洋菓子店「品川菓匠 孝庵」(北品川2)の田中孝典さん、東京シティ青果(中央区)の担当者の6人。
それぞれが、品川カブ、「品川蕪ぎょうざ」(1個=40円)、「品川蕪饅頭」(70円)、品川カブのスイーツ「蕪」(420円)、チーズスフレ「蕪チーズ」(120円)、「品川かぶ漬」(330円~)の6品を持参し、濱野区長に商品を贈った。
区長は商品の価格と特徴を尋ね、味見をしながら「品川蕪饅頭」については「さっぱりしている」、「品川かぶ漬」については「熱かんに合う。飲み屋に置いてもらうといいかも」などと感想を述べた。
チーズスフレ「蕪チーズ」は、「品川菓匠 孝庵」の新商品。品川カブを柔らかく煮込んで混ぜ込んだ。同店の田中さんは「最近は皆、慣れてきたせいか『蕪』ではカブの風味が薄いといわれるので、風味を強くした。ケーキと違って低価格なので土産物として購入される方が多い。週末は1日で30個くらい販売する」と話す。
大塚さんは今年の品川カブに関する活動を報告。「江戸野菜は越冬野菜なので、品川カブの季節は2月いっぱい。旬の間にさまざまな形で品川カブを広げていきたい。ぜひ、品川区に農場を作ってほしい」とアピールした。