大井町西地区市街地再開発組合(品川区大井1)は12月9日、「東京都市計画大井町西地区第一種市街地再開発事業」の起工式を行った。
同地区は、大井町駅前からつながる補助26号線と、大崎駅から品川区役所につながる補助163号線の延伸整備による計画道路の交差部に位置する大井1丁目エリア。以前は細街路と住商混合の小規模な低層建物が密集していたため、防災面の強化が求められていたという。主な事業協力者は、日本土地建物(千代田区)、五洋建設(文京区)など。
敷地面積は約0.4ヘクタール。核となるのは地下2階、地上28階の超高層住宅で、3階~28階は住宅269戸、1階~2階は店舗、2階に品川区の公益施設が入居する。総事業費は約118億円。
同組合事務局担当者は「当施設は大井町駅から約400メートルという好立地。品川区役所にも近いので、駅前の商店街とも連携しながら新たなにぎわいを作り出せれば」と話す。
今月15日に着工。完成は2012年8月中旬を予定。