「阪急大井町デイリーショッパーズ」閉館-跡地を大規模再開発

閉館後は建物が取り壊され、大規模な再開発が行われる。

閉館後は建物が取り壊され、大規模な再開発が行われる。

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 阪急商業開発(大阪市北区)が運営する「阪急大井町デイリーショッパーズ(品川区大井1)が3月31日、老朽化による建て替えのため完全閉館する。

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 同店のテーマは「日常生活応援百貨」で、生鮮食品からバッグ・アクセサリーまでバリエーション豊かな商品を取り扱うショッピングセンター。1階の食品館は創業55年で、野菜や精肉などのほか、総菜や弁当もそろえる。2000年の改装時には、2階~6階に婦人服や靴を扱うファッション専門店が出店した。閉館に伴い、全店31日の閉店日まで「閉店売り尽くしセール」を開催している。

 同館は「近隣住民の皆さまを始め、ご利用いただいたお客様に感謝の気持ちを表したい。あと少しの期間だが、『ありがとう感謝祭』で長年のご愛顧に応えられれば」と話す。閉館日の営業時間は10時~17時。

 同施設跡は大規模再開発として、高層部分にホテル棟と住宅棟の2棟、低層部分に商業施設を配置する新たな複合施設「新阪急大井ビル」の建設が予定されている。

 建物規模は地下1階、地上30階。高層階のホテルはアクセスの利便性を生かし、ビジネス需要を見込んでターゲットに1,100室の宿泊特化型ホテルを展開する予定。新ホテル開業まで、隣接するホテル「アワーズイン阪急」が営業を続ける。低層階の商業棟は「生活密着型商業施設」を目指すほか、住宅棟は高層タワーマンションとなる。

 東側の第I期工事ホテル棟と商業棟は2011年秋、西側の第2期工事(住宅棟・商業棟)は2014年の竣工をぞれぞれ予定している。

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