![JR東日本広町社宅の隣に建設中の四季劇場「夏」。7月のオープンに向けて建設が進んでいる。コンセプトは「舞台と客席に一体感がある濃密な空間」。](https://images.keizai.biz/shinagawa_keizai/headline/1274438478_photo.jpg)
大井町で現在建設中の四季劇場「夏」(品川区広町2)で行われるこけら落し公演「美女と野獣」のチケット一般発売が、5月23日より始まる。開幕日は7月11日。
同劇場は、劇団四季(神奈川県横浜市)が品川区より借り受け、大井町駅に隣接する品川区有地区(旧駐車場)に新設。首都圏で6館目となる劇団四季専用劇場で、「舞台と客席に一体感がある、濃密な空間」をコンセプトに据える。
「グランドオープンにふさわしい作品」として選ばれた「美女と野獣」は、ディズニーが演劇ビジネスに初進出した作品。2月に行われた製作発表会で劇団四季の浅利慶太代表は「この作品はディスニーが初めて作ったミュージカルで、世代を問わず誰の心にも残る美しい作品」とし、「四季の持つ力を最大限投入し、スケールアップした品質をお見せしたい」とコメントした。
同公演より、興行界では初となるチケットレスサービス「劇団四季スマートチケット」(インターネット予約のみ)を導入する。同社では、「劇団四季ウェブプラン 2010」として新システムをスタート。「メールコンシェルジェ」「贈答用ギフトカード」など利用客の嗜好(しこう)に合わせたサービスの提供を予定している。
劇団四季は「お客さまがよりスムーズに劇場にお越しになり、ミュージカルを存分に堪能していただける環境作りが実現する。みなさまの観劇ライフがますます充実するサービスが今後も続々登場する予定なので、ご期待ください」としている。
チケット料金は、S席=9,800円、A席=8,000円、B席=6,000円、C席=3,000円、ファミリーゾーン=S席子ども5,000円、A席子ども4,000円。