3密を避けて新しい生活様式へ!

北品川でオリジナル「品川人力車」完成-他地域への販売も視野に

佐藤さんと新しい品川人力車。佐藤さんも「お気に入り」だという目黒川を臨む橋の上で。

佐藤さんと新しい品川人力車。佐藤さんも「お気に入り」だという目黒川を臨む橋の上で。

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 品川宿を拠点に観光ガイドなどを行う「品川人力車」(TEL 03-6404-6388)は5月下旬、新しい人力車を完成させた。

 運営するのは品川区八潮出身の佐藤亮太さん(26)。昨年1月より、旧東海道沿いの観光案内所「品川宿交流館 本宿お休み処」(品川区北品川2)を拠点に観光ガイドや結婚式での神前式送迎などを行っている。

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 佐藤さんは高校卒業後、浅草の人力車会社に入社。約2年間人力車を引き、子どもが生まれたのを機に広告営業の仕事へ転職した。約4年半のサラリーマン生活を送るも、「将来を考えた時に、地元で喜ばれることがしたかった。自分の経験を生かし観光ガイドとして人力車を引けば、北品川が観光地だと認知していただけるのでは」と思い、同事業を始めたという。

 料金は30分=1人2,500円。現在も手押しポンプ井戸が残る昔ながらの住宅地「小泉長屋」や荏原神社、善福寺などの北品川周辺を回るほか、「龍馬ブームの影響か立会川周辺の案内需要も多い」(佐藤さん)。

 「オリジナルの人力車で街を盛り上げる」ことを目的に、約1年間かけて新しい人力車を開発。これまで使用していた品川人力車は自転車タクシー(輪タク)だったが、オリジナルの人力車は引くスタイルなので「軽さにこだわった」と佐藤さん。人力車製作に当たり、工業専門学校の教師や大田区の町工場など「多くの方にご協力いただいたおかげで、コストを抑えることができた。本当に感謝している」と振り返る。

 神前式の需要や「どんな街にも合う」という理由から、人力車の色は白に。今後はオリジナルで作った品川人力車の販売も視野に入れる。通常、新品の人力車の価格は約200万円だが、佐藤さんはその半額を目指すという。

 今後について、佐藤さんは「例えば、まちおこしのために人力車を買おうとしても高すぎて手が出ない。『品川人力車』で価格を抑えて販売できる仕組みを作り、他地域でも展開できるようにしていきたい。結果、『品川人力車』というブランドが広まり、地元の活性化にもつながる」とし、「品川人力車のコースには、地元の方の生活空間が含まれているので不安もあったが、皆面白がってくれて受け入れてくれてうれしい。一般的な観光名所では味わえない生活感を感じられるところが大きな魅力」とほほ笑む。

 営業時間は10時~16時(予約制)。

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