品川駅近くのキヤノンSタワー(港区港南2)2階オープンギャラリーで10月2日、「近藤晃写真展『羽田空港を見つめて35年』~新しい滑走路ができた~」が始まった。
羽田空港の新滑走路オープンを記念して開かれた同展。近藤さんは、1976(昭和51)年から本格的な航空写真を撮り始め、以来35年にわたり羽田空港関連の写真を撮り続けている。同展では、空港の風景や空港で働いている人々の姿、国内外の要人の入出国の様子、地元羽田地区の街並みの遍歴などを収めた写真約50点を展示。作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」を使用している。
4本目となる新滑走路は10月21日、32年ぶりとなる国際定期便の就航に伴いオープン。「アクセスの良さ」と「国内線とのハブ接続」をアピールポイントとし、すでに国内2社、アジアの12社、欧米5社が国際定期路線の運行計画を発表している。
羽田経済新聞の山本ケイゾー編集長は「羽田空港は、規模・サービスにおいて世界トップクラス。また、近接のターミナル駅から都心部まで、約13分で移動できる大型空港は世界でも珍しい。今回のハブ化で、日本を代表する空港になるはず」と期待を寄せる。
近藤さんは「素晴らしい仲間たちに育てられた35年。ずっと飛行機を撮り続けたのは、ほかに能がなかったから(笑)。羽田空港35年の歴史を切り取った写真を楽しんでいただければ」と話す。
開館時間は10時~17時30分。日曜・祝日休館。入場無料。10月30日まで。