JR品川駅港南口近くのミツバ薬局(港区港南2、TEL 03-3474-3878)が5月6日、リニューアルオープンした。経営は三八(同)。
30年間営業を続ける同店。調剤に力を入れるため、商品棚を減らして空間を広げた。店舗面積は10坪で、調剤スペースは5~6坪。
店主の関昌幸さん(54)は「30年前は、物販店はうちを含めて2店舗くらい。食肉市場と下水処理場があるだけで、街も閉鎖的だった。品川駅へは横幅10メートルくらいの地下道を通らなければならず、雨が降るとすのこを敷いて靴を脱いで歩いたもの。それがこの10年間で大きく変わった」と振り返る。
「昔は企業の中に診療所があったが、ここ数年で廃止されて病院が増えた。会社も増え、調剤の需要が高まっている。近隣の調剤薬局は当店を含めて4店舗」と関さん。
品川について、「新幹線が止まるようになり外国人が増えた。インフルエンザの時には、マスク不足が報道される前に大量にマスクを買うお客さんがいるなど、さまざまな情報が行き交う街」とし、「昔からのお客さんは高齢化で病院との接点も増えている。薬局の広さでは処方箋を扱う枚数に制限があるので、ニーズに応えられる体制を整えた」と話す。
営業時間は10時~20時。第2土曜・日曜・祝日定休。