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白金高輪に自家製粉の手打ちそば店「夢呆」-学芸大学から移転

夢呆のスタッフたち

夢呆のスタッフたち

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 白金高輪に2月20日、手打ちそば店「夢呆(むほう)」(港区高輪1、TEL03-6459-3973)が学芸大学から移転オープンした。

そば粉は毎日石臼でひく

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 同店は30年近く学芸大学で営業を続けてきたが、諸事情により閉店。3年の休業を経て、今回の開店にこぎ着けた。移転先に白金高輪を選んだことについて、店主の和田邦興(くにおき)さんは「渋谷や日本橋など、都内の物件を何十軒と見て回ったが、今の物件と出合ったときに『ここだ』と直感した。街にしゃれっ気があるのもいいね」と話す。店舗面席は約20坪で、席数は1階と2階を合わせて26席。

 実家がそば屋だったこともあり、手伝いを含めると50年以上そばを打ち続けているという和田さん。中学卒業時から一貫して、そば・うどん店で働き続けてきた。「そば打ちは自分に与えられた使命。一生やり遂げる意識をもって日々取り組んでいる」と力を込める。

 そばは、純国産の石臼びき自家製粉を使い、全て手打ち。麺つゆは、しょうゆ・みりん・砂糖・かつお節など「上質な国産もの」にこだわる。

 主なメニューは、大根のツマや大葉、ゴマをあえた「夢呆」(1,155円)のほか、「かけ」「せいろ」(以上840円)、「太打ちそば」(1,050円)など。「卵厚焼き」(840円)、「にしん甘露煮」(1,050円)、「天ぷら盛り合わせ」(2,625円)などの一品料理も用意する。

 ドリンクは、グラス生ビール(525円)、そば焼酎(630円)、升酒(683円)のほか、「ブルゴーニュ」(3,780円)、「那須 赤ワイン」(6,825円)などのワイン類もそろえる。

 和田さんは「自分がおいしいと信じているものをこれからも作り続けていく。それに対してお客さまがついてきてくれたら、それが一番うれしい」とほほ笑む。

 営業時間は11時30分~22時。第4日曜定休。

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