品川区民公園(品川区勝島3)の人工池「勝島の海」で7月14日から、手こきボートの貸し出しが始まり、家族連れを中心に利用されている。
ボートの貸し出しは昨年から夏季限定でスタート。「勝島運河の水を利用した池があるにもかかわらず、見て楽しむだけにとどまり、有効活用ができていなかった。隣接するしながわ水族館と連携し、より多くの人に区民公園に来てもらいたい」と、品川区公園課公園維持担当の石井修二郎さん。管理は同区が担当し、ボートの運営はスポーツ施設管理運営事業などを展開する奥アンツーカ(台東区)に業務委託する。
現在のボートの利用状況について、同社の保田尚孝さんは「7月は土日祝日の7日間の営業だけで、323組865人の方に利用してもらえた。水族館のチケットがあると料金が100円なので、その流れで来る人が多い。近場でリーズナブルに楽しめるスポットとして認知されたい」と話す。
利用者は家族連れが6割を占め、カップルは3割、友人同士は1割ほどだという。
「昨年のお盆は天気が良く、かなり多くの人が楽しんだと聞いている。今年も天候に恵まれ、にぎわってくれれば」と保田さん。「『ここのボートに乗ると別れる』という都市伝説は今のところないのでご安心を。ただ、カップルで乗るときは、男性に頑張ってもらいたい。せっかくかっこいいところを見せる良い機会なのに、チャンスを生かせていない人を見かけることもあるので」とも。
営業日は、9月2日までの土曜・日曜・祝日(8月12日~19日は平日も営業)。時間は10時~17時(最終受け付けは16時30分)。料金は1回20分=200円(品川水族館のチケット提示で100円)。