武蔵小山駅近くに10月14日、「ワイン酒場 三丁目バール」(品川区小山3、TEL 080-4347-1856)がオープンした。店舗面積は10坪、席数は10席。
店主の山崎滋さんは、地元出身の元会社員。「食べることが好きで、いつか自分も飲食店経営にチャレンジしたいと思っていた。店を開くにあたって、1年間フレンチレストランで修業を積んだ」と話す。「武蔵小山の西口は閑静な住宅街で、比較的落ち着いた雰囲気。バーを経営するのに最適だと思った」とも。
建物は、築80年の洋風民家。もともと山崎さんの叔母が住んでいたが、郊外に家を購入したことで空き家になるという話を聞き、場所を提供してもらったという。「戦前に質屋を営んでいた祖父が建てた土蔵作造り。照明や窓枠など、当時のままのクラシカルな雰囲気を生かした」
メニューは「鶏もも肉のハーブソテー」(600円)や「トマトと豆腐のカプレーゼ風」「人参とクミンのサラダ」「アリオリポテト」(以上500円)、「オリーブ」「ミックスナッツ」(以上400円)、「盛り合わせ小皿」(800円)、「レバーパテ」(600円)など。
アルコールはワインが中心。「サンヴァンサンルージュ」や「サンヴァンサンブラン」(以上500円)、「ティリアマルベックシラー」「ティリアシャルドネ」「ラス・コラザテンプラ二―リョ」(以上グラス=600円、ボトル=2,500円)、「トラピチェシャルドネ」(グラス=700円、ボトル=3,000円)などを用意。赤白それぞれ厳選した5~6種を提供する。
今後について、山崎さんは「まずは地元の人に認知していただきたい。古い建物なので、一見すると高級そうと思われがちだが、カジュアルなワインバーを目指している。仕事帰りに、気軽に立ち寄っていただければ」とほほ笑む。
営業時間は17時30分~23時。日曜・祝日定休。