京急・鮫洲駅で2月3日、初の商店街ガイド本「鮫洲本。」が無料配布された。創刊は1月29日。発行部数は6000部。
制作を担当したのは、デジタルコンテンツの企画制作などを手掛ける「ガラクタス」(品川区東大井5)。同社代表の中埜幹夫さんは「今、品川区内は駅前の再開発やまちおこしが盛んで、ガイドブックやパンフレットを発行する地域が増えている。鮫洲にはガイド本がなかったため、商店街側からの依頼で制作することになった」と話す。
内容は、飲食店を中心に鮫洲商店街の20店舗を掲載。単なるガイド本にならないよう、店主の経緯やメニューの詳細などを載せるよう意識したという。同書限定のクーポンを企画したほか、QRコードを読み取って公式ウェブサイトを見ることが可能になっている。
「この近くで仕事をしている人は、飲みに行くとき青物横丁や大井町などに行ってしまいがち。鮫洲にも魅力的な店がたくさんあることを伝えたかった」と中埜さん。鮫洲付近に通勤するビジネスパーソンをターゲットにしたという。
「取材、写真撮影、執筆、DTPなど、ほとんどの作業を自分たちで行った。大変だったが、今後も何らかの形で続けていきたい。ガイド本を片手に、ぜひ鮫洲に訪れていただければ」とほほ笑む。
配布場所は、飲食加盟店や品川宿交流館(北品川2)など。無くなり次第終了。