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都立小山台高がセンバツ出場-都立初、21世紀枠で

都立小山台高校ナイン

都立小山台高校ナイン

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 東京都立小山台高校(品川区小山3)が1月24日、「21世紀枠」での第86回選抜高校野球大会出場を決めた。同大会で都立高校が出場するのは今回が初めて。

バッティング練習の様子

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 「21世紀枠」とは、各都道府県秋季大会でベスト8、加盟校が多い地区ではベスト16以上入りした学校を対象に、恵まれない環境やマナーの模範、文武両道などを評価し、選ばれる出場枠。

 同校は過去に菅直人元首相や御手洗経団連前会長、映画監督の山田洋次さんらを輩出した進学校。野球部からも国公立大学に進学する生徒が多数いるという。「そのような意味では、卒業生の頑張りもあって選ばれたといっても過言ではない」と話すのは、監督の福嶋正信さん。福嶋さんは熊本県立八代東高校の選手として出場して以来、甲子園の土を踏むのは今回で2回目となる。

 同校のグラウンドは90メートル×60メートルと極端に狭い。さらに、ほかの部活動と併用するため、実際に使えるのは60メートル×50メートル。打撃練習はセンター返しをしないと校舎の窓ガラスを割る恐れがあり、ハンディを逆手に取った練習を行っていたという。

 また、学校の規則で練習は17時までと決められている。「時間がもったいないので、ウオーミングアップ、クールダウンは行えない。本気で甲子園を目指しているチームでは、『日本一練習時間の短いチーム』ではないか」と福嶋監督。

 主将の伊藤優輔さんは「まさか選ばれるとは思っていなかったので本当にうれしい。1勝を目標に掲げていたら、それ以上進めない。目標はあくまで全国制覇」と胸を張る。

 大会は3月21日から甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われる。

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