明治学院大学白金キャンパス近くのシェアハウス「TOKYO SHARE 白金台」(港区白金台1)が5月にオープンし、入居者を募集している。
運営はコンセプト型シェアハウスの企画、プロデュースなどを行う彩ファクトリー(練馬区)。同社社長の内野匡裕さんは「もともと空き家だった物件で、大家さんから若者支援のために使いたいという依頼を受けた。当社は練馬区で同様の物件を運営しているため、入居者を起業家に限定したシェアハウスをオープンした」と話す。
大きな特徴は、入居者に対して積極的な事業支援が行われること。ビジネスプランコンテストを年2回開催し、優秀なプランには投資を受けるチャンスが与えられる。ほか、セミナールームの貸し出しや顧客・パートナーの紹介、面談などが行われる予定。
入居条件について、「業種は問わないが、具体的な支援を行うため、すでに事業を始めている人に限定している。問い合わせは10件ほどきている」と内野さん。入居希望者には内覧後に面談を行い、入居審査を行うという。
部屋は広さや家具が異なる全5部屋で、家賃は7万9,000円~9万円。共用設備はリビング、キッチン、シャワーブースなど。
今後の展望について、内野さんは「都内だけでなく、博多など地方の大都市にも展開し、起業家のネットワークをつないでいきたい」と意気込む。