目黒駅近くの「焼肉 ホルモン 稲田」が7月3日、「焼肉 稲田」(品川区上大崎2、TEL 03-5447-2914)に店名を変えてリニューアルオープンした。店舗面積は24坪、席数は42席。
精肉卸業者のヤザワミート(港区)は2008年5月、直営2店舗目として同ホルモン専門店を開業。新装開店の狙いについて、同社社長の稲田智己さんは「新たに個室を5部屋設け、落ち着きのある内装に変更した。家族連れや接待利用など、より幅広い客層やシーンを見込んでいる」と話す。
リニューアルに伴い、品川区役所より「認定生食用食肉取扱者等設置施設」の認定を取得。「正真正銘のユッケ」(1,500円)の提供を開始する。品川区保健所生活衛生課によると、生肉提供の認可を受けた店は現在、品川区内では3店舗しかない。
「ユッケの提供には、生食用食肉専用の厨房(ちゅうぼう)が必要だった。設備や器具、調理法や管理方法など、非常に細かいルールがある」と稲田さん。系列店「今福」が港区から認可を得た際のノウハウを生かし、同店独自の衛生管理マニュアルを作成したという。
メニューは、「ミスジ」「サブトン」(以上2,800円)、「イチボ」(2,400円)など、日替わりで提供する希少部位が目玉。ほか、「厚切り極上タン」(2,000円)、「上ハラミ」「上カルビ」(以上1,800円)などを用意する。「ツラミ」「ミノサンド」「上ミノ」(以上900円)といったホルモンも提供する(価格は全て税別)。
今後の展望について、「日本が誇る食材である黒毛和牛を、よりたくさんの人に味わってもらいたい。食材だけでなく、焼き方やタレにもこだわり、お客さんの口に入るまで責任を持って提供する」と意気込む。
営業時間は17時~24時。