武蔵小山駅前ロータリーで4月19日、第4回「ムサコたけのこ祭り」が開催された。
同イベントは、武蔵小山商店街連合会が開催するムサコフェスの一環。武蔵小山駅のある荏原地区は、江戸時代にタケノコの産地として知られていたことに由来して、タケノコをテーマに町おこしを行っている。
来場者には、無料でタケノコ汁を配布。タケノコ、豚肉、ゴボウ、大根などの具材を直径2メートル、深さ1メートルの巨大鍋で煮込んだ。調理を担当したのは、武蔵小山出身で日本料理店「賛否両論」(渋谷区)のシェフ、笠原将弘さん。
今年は約3000杯を用意。小雨が降る中、配布開始の12時の時点で約1000人が列を成した。
「宣伝をしなくても口コミで評判が広がり、すっかり認知されたと感じている」と話すのは、ムサコフェス実行委員長の中村高一さん。「イベント関係者は武蔵小山が好きな人たちばかり。今後も武蔵小山愛にあふれるイベントとして続けていきたい」とも。
会場内では、計8軒の屋台が並ぶ「ムサコマルシェ」を開催。ほか、小山台高校の学生らによるバンド演奏やダンスパフォーマンスなども行われた。