白金高輪駅4番出口周辺で7月4日・5日、「天の川蛍祭2015」が開催される。主催は白金プラザ会。今年で7回目を迎える。
開催の経緯について、同イベント実行委員長の山下久知さんは「昔は近隣でホタルを見ることができたが、今では全く見なくなってしまった。現代の子どもたちにホタルと触れ合う機会を与えたいと考え、白金プラザ会前々会長が2008年に始めた」と話す。
目玉は、山形県庄内町から誘致する約500匹のホタル。20人ほどが入れるテントの真ん中に、ホタルを入れたかごを置く。「一度に鑑賞できる人数が限られているので行列ができる。前回は2時間待ちになった時間帯もある」という。
おもちゃやヨーヨーなどを販売する「なが~い天の川」やオリジナルのLEDランタンを作る「ランタンワークショップ」、ペットボトルに絵を描いた「キッズ天の川アート」の公開なども。「屋台村&物産展」エリアには今年からキッチンカー12台を導入。テントには30店の屋台が並ぶ。
「前回の参加者は約3500人。今年は4000人を目標にしている」と山下さん。「ホタルは水のきれいな場所にいて、その命は約1週間。生のホタルを見ることによって、環境問題について考えるきっかけになれば。子どもたちが夏休みの宿題などに生かしてくれたらうれしい」とも。
開催時間は12時~20時。ホタル鑑賞は19時~21時。