品川インターシティC棟(港区港南2)のニコン本社2階に10月17日、「ニコンミュージアム」(TEL 03-6433-3900)がオープンする。再来年7月の創立100周年を控えた一事業。
「ミュージアムといえば、どちらかというと過去のものを所蔵・展示するイメージがある。しかし、このミュージアムでは最先端の技術も公開している。製品を通して、ニコンの歴史と将来像を知ってもらえれば」と話すのは、同ミュージアム副館長の北村さん。
展示の中心である「Imaging」コーナーでは、「ニコンⅠ型」から最新のデジタル一眼レフカメラまで、同社で製造販売された約450点のカメラが並ぶ。そのほか、ナノメートルの極小の世界で使う産業機器から宇宙関連の製品まで、解説を添えて幅広く展示する。今後、さらに力を注ぐ医療分野の製品コーナーも設けた。
同ミュージアムは一般に向けて無料で公開する。その理由について、北村さんは「どなたでも気軽に立ち寄っていただきたいと考えた。わが社のカメラを愛用してくださっているお客さまはもちろん、地元品川の小中学生にもぜひ来てほしい。光とレンズの性質を体験しながら学ぶスペースも用意している。今後、科学の世界に興味を持つきっかけとなれば」と話す。
開館時間は10時~18時(最終入館は17時30分)。休館日は日曜・祝日とミュージアム指定日。入館無料。