青物横丁商店街のベーカリー「ラヴィアン クレール」(品川区南品川2、TEL 03-4285-6601)が12月3日、営業を再開した。
昨年10月21日のオープン後、パンの売れ行きに生産が追い付かず、約1週間後に一時休店した。経営は服飾メーカーのイギン(港区)で、飲食業界は新規参入。店舗面積は約6坪。
ベーカリー店をオープンしたきっかけについて、店長の井上敬太さんは「社長が飲食店経営に興味があり、出店に踏み切った」と話す。「社内では新規事業を任されることが多く、以前はアクセサリーの企画デザインをしていた。どのように素材を調達し、加工・販売するかという点では、アクセサリーとパンも似ている。以前の仕事が役立った」とも。
メニューは「くるみぱん」(180円)や「メロンクリームパン」(200円)、「パンオショコラノアゼット」(260円)「パリパリチーズフランク」(280円)、食パン「麦の香り(1斤)」(380円)、「ホテルブレッド(3枚切)」(190円)(価格は全て税別)などを並べる。
井上さんは「休店の間に機械を導入し生産現場のラインを整えた。おかげさまで、再オープンしてからも毎日売り切れの状態が続いている。18時閉店だが15時に売り切れてしまうこともある」と話す。「ルヴァン種という発酵種を使い日持ちするパンを作っている。手間がかかるため多くのパンは作れないが、その分地域に密着した良い店にしていきたい」とも。
営業時間は11時~18時(売り切れ次第終了)。日曜定休。