白金高輪駅4番出口周辺で7月2日・3日、「天の川蛍祭2016」が開催される。主催は白金プラザ会。
山形県と立川ホタル研究会の工藤時雄さん協力の下で行う同イベントは、今年で8回目。実行委員長の山下久知さんは「ホタルはとても繊細な生き物で、温暖化の影響で幼虫から成虫へのふ化が年々早まっており、数百匹の確保に努力を重ねている」と話す。
鑑賞は暗闇テントの中で行う。一度に入る人数は20人程度。1メートル四方のかごにゲンジボタルを集めることで、幻想的な光を体験できるという。
近隣の保育園・小学校の子どもたちが作成したペットボトルアートとイルミネーションで作る「天の川アート」も展示する。そのほか、オリジナルランタンを作る「ランタンワークショップ」、全長9メートルの水槽でスーパーボールすくい、ヨーヨー釣りを楽しめる「なが~い天の川」(以上200円)、地元の女性ゴスペルグループやキッズダンスチームなどがパフォーマンスを披露する「ステージライブ」、山形県庄内町や白金プラザ会の「屋台村&物産展」なども。
「大人も子どもも、ホタルの光の美しさに思わず歓声を上げる人が多い」と山下さん。「家族や友人を誘い合って、気軽に参加してほしい。幻想的な光景を楽しみながら、環境問題に興味を持つきっかけになれば」とほほ笑む。
開催時間は12時~20時。ホタル鑑賞は19時~21時。