田町駅近くに2月10日、居酒屋「アゴ出汁(だし)しゃぶしゃぶ・戸端焼 五島人 田町店」(港区芝5、TEL 03-5730-1452)がオープンした。
同店は長崎県五島市公認店で、長崎沖約100キロに位置する離島「五島列島」の食材を提供する。運営はゴールデンマジック(港区)。店舗面積は約30坪、席数は55席。
出店の経緯について、広報部の亀田泰子さんは「同社が展開するブランド『九州熱中屋』では、以前から五島市の練り物や乾物などの名産をメニューに取り入れてきた。人材育成を兼ねて五島市の若手職員と弊社新卒社員の合同研修も行っており、交流が深い土地。そんな五島市を含む五島列島は近年、高齢化や過疎化といった問題を抱えている。産業を活性化するという願いも込めて出店した」と話す。
ランチメニューは、「五島天然アジのたたき丼」「五島豚のヒレカツ定食」「アゴ出汁五島うどんとチャーシュー丼」「お肉と海老(えび)のお腹いっぱいサラダランチ」(以上1,000円)などを提供。ランチメニューにはご飯と汁物、本日の小鉢が付く(サラダランチのみアゴ出汁スープ付き)。
ディナーメニューは、アゴ出汁しゃぶしゃぶの「五島豚椿盛り」(880円)や「伊勢海老しゃぶしゃぶ」(10グラム=100円)、炉端焼きの「五島豚バラ肉と焼き味噌(みそ)の野菜焼き」(2,200円、ハーフサイズ=1,200円)、五島近海天然アジを使った「あじたたき」(1,280円)などを提供する。
アルコールメニューは、「五島のあご酒」(880円)や、「五島芋」「五島麦」「教会の島~いのりのしま~」(以上650円)などを用意(ランチメニュー以外は全て税別)。
「天井には伝統工芸品のバラモン凧(たこ)を飾ったり、壁には生産者の写真を並べたりと、店内の雰囲気から島ならではの温かみを感じてもらえれば」と亀田さん。「島の食材供給量の関係もあるが、いずれは多店舗展開をしていきたい」と意気込む。
営業時間は、11時30分~14時(平日のみ)、17時~23時30分(日曜・祝日は23時まで)。