品川駅港南エリアの東京都中央卸売市場食肉市場(港区港南2)で10月14日・15日、「東京食肉市場まつり2017」が開催される。主催は一般社団法人東京食肉市場協会。
「ブランド牛はおいしくて安全」のイメージ確立を目的に行われる同イベントは、今年で36回目。国内産の牛肉豚肉の消費拡大と、市場の存在認知と役割の理解促進を狙う。昨年は2日間で来場者数3万人以上を記録した。
毎年、推奨銘柄牛を来場者に無料で振る舞っており、今年は「福島牛」が選ばれた。福島牛関係者は「福島牛は細かいサシと口溶けのいい良質な脂肪が特徴。東日本大震災後、放射能検査を行うことで安全性が証明されているにもかかわらず、風評被害はまだ残っている。今回のイベントを通じて、安全性とおいしさを伝えたい」と話す。
無料試食コーナーでは、福島牛のしゃぶしゃぶともつ煮込み、銘柄豚の豚カツ・焼き肉を提供する。両日とも10時~、12時~(無くなり次第終了)。販売コーナーでは福島牛をはじめ、日本酒や米、漬物など、福島県の特産品をそろえる。そのほか、野菜販売コーナーや革製品の展示販売も。
ステージのオープニングセレモニーには、福島県相馬地方に伝わる伝統行事「相馬野馬追い(そうまのまおい)」で使われる法螺貝(ほらがい)が登場する。お笑いショーや「ハーラウ ラウラーナニ」フラショー、「ウルトラセブン&ウルトラマンコスモス」ショーなども行う。
同協会の担当者は「ブランド牛をより広く伝えたい。食肉市場は普段公開していない場所なので、この機会に気軽に来てもらえたら」と呼び掛ける。
開催時間は10時~16時(15日は15時まで)。入場無料。