東五反田・目黒川沿いの桜並木で11月10日、「目黒川みんなのイルミネーション2017」が始まり、五反田ふれあい水辺広場(品川区五反田2)で点灯カウントダウンイベント「冬の桜 イルミネーションフェスタ」が行われた。
点灯カウントダウンに参加した、しながわ観光大使の「シナモロール」
再開発が進む大崎・五反田エリアで、街への愛着と誇りを育むことを目的にスタートした同プロジェクトは今年で8年目。昨年に引き続き、目黒川みんなのイルミネーション実行委員会と品川区で担当エリアを分けて、イルミネーションを行う。
「冬の桜」をテーマにしたピンクLEDの装飾距離は、約2.2キロメートル。過去最多だった昨年よりも3840個多い、42万3980個のLED電球を使う。品川区主催エリアでは、品川橋や鈴懸歩道橋、京急新馬場駅高架橋など5カ所をライトアップする。
イルミネーションは、すべて自家発電で点灯。電力は近隣の家庭や店舗から回収した廃食油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料でまかなう。本年度も近隣の12カ所のマンションや店舗から回収した約5400リットルの廃食油で、電力の地産地消、100%自家発電でのイルミネーションを実現した。
「冬の桜 イルミネーションフェスタ」には、今年しながわ観光大使に着任したサンリオキャラクター「シナモロール」が登場し、写真撮影やパフォーマンスで会場を盛り上げた。そのほか、アートイベントやキッチンカーなども展開された。
12月8日からは冬の桜の「お花見スポット」として、五反田ふれあい水広場に3基のアウトドアドームを設置する。来場者はドームの中で寒さを避けながら、イルミネーションを見ることができるという。27日までの期間限定。
同実行委員の成田冠さんは「冬の桜というテーマなので、ぜひ沿道を歩きながらお花見を楽しんでほしい。地域のみんなの力でともすイルミネーションがどんなものなのか、ぜひ見に来てもらえれば」と話す。
点灯時間は17時~22時。イルミネーションは1月8日まで。