都営浅草線・三田駅近くに瓦そば専門店「瓦(ぐらむ)」(港区芝2、TEL 080-4830-1415)がオープンして約2カ月がたった。
経営は山口県・下関出身の江田良一さん、直樹さん兄弟で、瓦そばをメインに提供する居酒屋「ぶち」(港区高輪1)2号店。店舗面積は5坪、席数は10席。
店名は、「瓦」の表外読み「グラム」に由来する。2号店を専門店にした理由は、瓦そばを世の中に広めたいという兄弟の思いから。周辺のビジネスパーソンをはじめ、羽田空港を利用する外国人客も想定し、三田での出店を選んだという。
瓦そばは、200~300度に焼いた瓦の上にそばをのせ、ダシをつけて食べる下関の郷土料理。同店の瓦は日本三大瓦の一つといわれる島根の石州(せきしゅう)瓦を使い、上にのせる茶そばは自家製のものにこだわる。瓦そばの提供を想定して店内はカウンター席のみ、カウンター上の棚も瓦を出しやすい高さに合わせて改装したという。
定番メニューは「元祖瓦そば」(800円)に加え、しそわかめご飯が付いた「元祖瓦そばセット」(900円)、季節によって味付けを変える「季節の瓦そば」(850円)など。より幅広い人に瓦そばを楽しんでもらうため、「濃厚胡麻坦々瓦そば」「旨パクチー瓦そば」「豆乳グリーンカレー瓦そば」(以上850円)など、同店オリジナルの味つけでも提供する。
店長を任された三平大朗さんは、「ぶち」で初めて食べた瓦そばの味と見た目に衝撃を受け、2016年6月から「ぶち」で働き始めた。「瓦そばは見た目のインパクトだけではなく、味も素晴らしい料理。東京では瓦そばの認知度がまだまだ低いので、この店をきっかけに一人でも多くの方にその味を知ってもらえれば」と意気込む。
営業時間は11時30分~14時30分。土曜・日曜・祝日定休。