都営地下鉄三田駅近くに1月9日、「炭火焼干物食堂 越後屋竜庵」(港区芝5、TEL 03-6435-4638)がオープンした。運営は飲食店事業を手掛ける越後屋(同)。
同エリアで運営していた讃岐うどんと干物の「越後屋吉之助」が移転し、干物をメインとした店へリニューアルした。店長の松田順一さんは「吉之助」元店長。落ち着いた色合いの木材を使い、新築3階建てのビルを古民家風に演出した。店舗面積は58坪、席数は1階=17席、2階=30席、3階=50席。
メインの干物は仕入れや焼き方にもこだわる。松田さんは「築地から、おいしいと思える食材だけを吟味して仕入れている。強火の遠火と呼ばれるように、炭を使って遠くから強火で焼くことで、中はふわっと、外はパリッと仕上げている」と話す。
メニューは「あじの開き」(790円)や「銀だら西京漬け」(990円)、「さばいしる醤油干し」(1,200円)など、干物料理15種類以上を用意する。そのほか「豊熟もち豚バラ黒胡椒焼き」(990円)や「数の子ポテトサラダ」、「いぶりがっこクリームチーズ」(以上490円)などのサイドメニューも。
ドリンクメニューは「鶴齢 特別純米」(1,200円)や「鶴齢 純米大吟醸」(1,500円)、「獺祭39」(1,600円)、「浪の音」「月山」(以上790円)など、干物と相性のよい日本酒を中心にそろえた。ほかにも、「隠し酒」(時価)を注文すると、店長が選ぶとっておきの酒を提供する(価格は全て税別)。客単価は、ランチ=1,000円、ディナー=3,000円。
「移転前よりも店舗が広くなったので、より多くのお客さまに食事を提供できるようになった。ランチでは、毎日150人以上にご利用いただいている」と松田さん。「3階は50人までの宴会場としても利用できる。特に3~4月の歓送迎会など、大人数で使える会場が必要な時はぜひ活用してほしい」と話す。
営業時間は11時~24時(土曜は11時~23時)。日曜・祝日定休。