大崎駅近くに6月1日、「品川リハビリテーションパーク」と「大崎図書館」(品川区北品川5、TEL 03-3440-5600)の複合施設がオープンした。運営は品川リハビリテーションパーク=河野臨牀医学研究所(品川区北品川1)、大崎図書館=品川区。
同敷地は旧御殿山小学校の跡地。老朽化した大崎図書館の移転に合わせ、不足していた病院と介護老人保健施設を誘致した。施設同士の協力や隣に新設した御殿山小学校との連携により、都市型地域包括ケアのモデル施設を目指す。総施設面積は約3500坪。8階建てで、地下1階に駐車場と駐輪場、1階、3階~8階に品川リハビリテーションパーク、2階に大崎図書館がある。
品川リハビリテーションパークは「訪問介護ステーション ソピア御殿山」(TEL 03-5793-3416)と「介護老人保健施設 ソピア御殿山」、「品川リハビリテーション病院」(以上、TEL 03-5793-3355)で構成する。介護と医療ケアが一体となり、病院から在宅までのシームレスなサービスを提供する。そのほか、救急救護所と福祉避難所を設置し、大規模災害時には救急患者や介護難民の受け入れを行うという。
区立図書館は「ライフサポート図書館」をコンセプトに、健康に関する書籍を収集した「健康コーナー」や地域のビジネスを支える「企業情報コーナー」を常設する。施設内には、一般資料約6万点、児童資料約2万点、開架書庫約3万点、新聞22紙、雑誌150誌を蔵書。「おはなし会」や「工作会」といった児童向けのイベントや、医師による健康に関する講演会なども予定している。
品川図書館長の横山莉美子さんは「みなさまの知りたい・学びたいに応えられるよう、生活や健康、仕事に関わる情報とイベントをより充実させていく予定。病気の有無や年齢の違いに関わらず、いろんな方が交流できる場になれば」と笑顔を見せる。
図書館の開館時間は9時~20時(日曜・祝日=9時~19時、12月29日、30日=9時~17時)。第2木曜定休。