Mozilla Japan(千代田区)は6月17日、ウェブブラウザ「Firefox3」の公開に先駆けグランドプリンス新高輪(港区高輪3)で事前記者発表会を行った。
同ブラウザは、非営利組織とボランティアで構成されたMozillaプロジェクトで開発された。2004年11月にFirefox1を公開し、2006年にFirefox2にバージョンアップ。約3年の開発期間を経て「Firefox3」の公開に至った。
発表では、以前のバージョンから15,000以上の改善を行い、メモリー使用量の大幅な削減と最大3倍以上の高速化を実現したと紹介。新機能として、インターネットライトユーザーも視野に入れ、ロケーションバーに検索したい単語を入れると関連するページを表示する「スマートロケーションバー」やアイコンをクリックするだけでブックマークに登録できる「ワンクリックブックマーク」などを搭載する。セキュリティーの強化も図り、フィッシング詐欺やマルウエアからの保護を提供するとともに、新たなサイト検証機能も統合した。
それぞれのOSに違和感のないデザインを採用し、Windows、Mac OS X、Linux版が45カ国以上で同時リリースされる。
Mozilla Japan代表理事の瀧田佐登子さんは「今後日本でのマーケティング方針として『モバイル』をキーワードに展開していく。ライトユーザーにも普及してほしい」と話す。
また、同ブラウザのダウンロードを可視化する「Firefox3の灯」プロジェクトを実施。フリープログラマーのあかつかだいすけさんが企画した同プロジェクトでは、リアルタイムで同ブラウザのダウンロードを「灯」として表示する。公開日には24時間最多ダウンロードソフトとしての世界記録に挑戦するという。
Firefox3の公開は6月18日深夜2時。
世界シェア13%、「Firefox」が渋谷でプロモイベント(シブヤ経済新聞)西麻布で「Firefox」のCMコンペ授賞式(六本木経済新聞)Firefox3Firefox3の灯DOWNLOAD DAY2008