一般社団法人五反田バレーの年末報告会が12月14日、クラウド会計ソフトの開発・販売を手掛けるfreee(品川区西五反田2)本社で行われた。
同社団法人は今年7月、五反田の地域活性やスタートアップコミュニティーの発展を目的に設立。理事企業は、マツリカ、freee、ココナラ、セーフィー、トレタ、よりそうの6社。今回の報告会では、約5カ月間の活動について振り返った。
主な活動としては、オープンイノベーションスペース「Innovation Space DEJIMA」で10月と12月、会員企業主催のエンジニア向けイベントを開催。12月1日には、品川区立日野学園と未来教育推進機構が主催する中学生向けの合同仕事説明会「ドリームジョブツアー」に、五反田バレーから数社が参加した。どちらも五反田バレーの認知拡大と会員企業の広報活動が狙いだ。
イベントの司会を務めたPathee(東五反田1)の中村岳人さんは、これまでの活動について「本業が忙しい中、ベンチャー企業が協力し合い、こうして形に残る成果を出せたのは素晴らしいこと。いい第一歩を踏み出せたのではないか」と話す。
新たな加盟企業も発表された。インバウンドテクノロジー、ノオト(以上西五反田1)、グリーンフラグ(西五反田6)、コグラフ、Digital monkey、mtes Neural Networks(以上西五反田7)、クロノス(西五反田8)、ユニラボ、Synamon、Pathee(以上東五反田1)、balconia、ローカルワークス(以上東五反田2)、いいオフィス 五反田店(大崎4)、人材研究所(港区白金台2)の14社が新規参加し、加盟企業は計20社となった。
イベントに参加していた品川区地域振興部の小川和朗さんは「さまざまな得意分野を持った企業が集まることで、イノベーションが起こるのではとワクワクしている。熱い思いを持った企業の皆さまと、一緒に五反田を盛り上げていきたい」と思いを語った。