JR品川駅港南口に直結する品川イーストワンタワー内に11月1日、コワーキングスペース・シェアオフィス「SPACES品川」(港区港南2)がオープンした。
SPACESはリージャス・グループのIWG(本社=スイス)が展開するスペースブランドの一つ。同所は、レンタルオフィス事業を手掛ける日本リージャスホールディングス(同)が運営する。企業や利用者同士の交流やコミュニティーづくりに力を入れているのが特徴。大手町、名古屋、福岡に次いで日本では4拠点目となる。スペース全体の席数は約800席、店舗面積は約1200坪。
同グループ日本代表の西岡真吾さんは「イーストワンタワーには、当社が運営するスペースブランド『リージャス』が以前から入居しており、多くの方に利用いただいている。SPACESのオープンによって品川でオフィスを借りたい利用者の選択肢が増えたのでは」と話す。
スペース内は、コワーキングスペース、個室オフィス、5つの会議室のエリアに分けられる。クリエーティビティーが生まれる場になるよう、さまざまな種類のオフィス家具をそろえ、アート作品も展示している。食事やアルコールを楽しめる常設のカフェスペースや電話専用ブースも用意。平日8時30分~18時は受付にスタッフが常駐し、利用者をサポートする。
受付近くのコワーキングスペースは、利用者同士の交流が生まれることも期待しているという。登記可能な24時間利用プランは7万5,000円~。同社が運営する他のスペースも使えるメンバーシップは月額1万8,800円~(利用はスタッフ常駐時間のみ)。
個室オフィスは100人まで利用可能。机や椅子、電話、Wi-Fiなどを備え、入居後すぐに利用可能。料金は各部屋の広さに応じて異なり、2年契約で月額10万円台~。24時間利用可能。
イベントは、コワーキングスペースエリアでの開催が中心。現在は、ヨガやワインをはじめ、ライフスタイル関係のイベントやワークショップを開いている。会員以外が参加できる催しも複数用意し、さまざまな層のビジネスパーソンとの交流を想定する。
「当社が運営する中で、最大級の広さを誇るスペース。このオープンに合わせて、本社を品川に移転した」と西岡さん。「スタートアップや大企業といった規模にかかわらず、コミュニティーや出会いに価値を感じる人に選んでもらえるスペースにしたい。働き方改革など市場に追い風が吹く中で、これから盛り上がっていくのが楽しみ」と話す。