大井町駅近くの体験型カフェ「ネスカフェ 睡眠カフェ」(品川区大井1)が12月4日、「新ナップコース」の提供を開始した。
「新ナップコース」入眠時の映像。副交感神経を優位にする効果があるという
ネスレ日本(兵庫県)が運営する同所は昨年3月6日にオープン。施設内にはベッド6部屋とリクライニングチェア4部屋があり、うちリクライニングチェア2部屋が同コースに対応している。
新ナップコースは、より質の高い日中の昼寝(仮眠)を体験できるコースとして、「既存のナップコースを進化させた」(同社)もの。仮眠室の壁面には、新たに窓枠のようなスクリーンを設置し、専用の映像プログラムを流す。監修は広島大学の林光緒教授。
同コースでは入眠前にネスカフェのコーヒー1杯を提供し、森林に波紋が浮かぶ映像と音楽を流す。映像の効能について、広報の小川直子さんは「連続性のある映像と連動する音楽により、副交感神経が優位になる効果がある」と説明する。
入眠後はカフェインの効能が表れるとされる時間に、起床時用の映像と音楽を流す。映像は星や月の光をイメージしたもの。小川さんは「起床時のお客さまの体にも光が投影される。適度な明るさとカフェインの効能で交感神経が優位になり、スムーズな目覚めを促してくれる」と説明する。
新ナップコースの料金は30分=1,200円、60分=1,950円(料金は全て税別)。
小川さんは「女性も安心して睡眠体験をしていただけることが当店のメリット。小さなお子さんがいて十分な睡眠が取れなかったり、仕事途中に『少し昼寝をしたい』と思ったりしたときなど、生活に合わせて活用してもらいたい。新コース提供に合わせて定額チケットや、品川区内にお住まいの方や勤めている方向けの品川区割も導入した。近隣の方にも気軽に利用してもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は9時~18時(最終受け付けは17時30分)。予約はウェブサイトで受け付けており、当日予約も可能。