スマートフォンを使った確定申告体験イベントが2月5日、劇団四季専用劇場「キャッツ・シアター」(品川区広町2)で開催された。
電子申請システム「e-Tax」のキャラクター「イータ君」も登場
本イベントは、税務署に行かずにスマートフォンだけで確定申告の手続きを完了できることの認知拡大・利用促進が目的。確定申告は2019(平成31)年から、「書類の作成」と「申告」の両方をインターネットのみで行えるようになり、2020年1月からはその2カ所以上の給与所得者も対象になるなど適用範囲が大きく拡大した。劇団四季と納税イベントのコラボは、今回で11回目。
イベントでは、上演中のミュージカル「キャッツ」に出演する劇団四季の俳優・岩崎晋也さんがスマートフォンを使った確定申告を体験。会場には同作品に登場する2匹の猫、ディミータとボンバルリーナも登場。「キャッツ」たちが岩崎さんのスマホ画面をのぞき込んだり、電子申請システム「e-Tax」のキャラクター「イータ君」へちょっかいをかけたりする場面も見られた。
「舞台の仕事をする僕たちは、日中に本番があり、地方公演も多いため、なかなか税務署に足を運びづらい。スマートフォンで手軽に申告ができるようになるのはありがたい」と岩崎さん。「パソコンを持っていないため、昨年までは書類を計算機片手に手書きで作っていた。今年は、スマホで確定申告をしてみたい」と話す。
電子申請システム「e-Tax」は、マイナンバーカードを持っている場合にはICカードリーダーライターまたはマイナンバーカード対応スマートフォンを使って、マイナンバーカードを持っていない場合も、事前に税務署でIDとパスワードを発行すれば利用できる。今年の確定申告は、3月16日まで。