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広域品川圏でも新型コロナ感染防止対策強化 施設の臨時休業や公演・イベントの延期相次ぐ

キャッツ・シアター外観

キャッツ・シアター外観

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、品川広域圏でも現在、レジャー施設の臨時休館やイベント中止が相次いでいる。

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 日本政府は内閣総理大臣を本部長とする「新型コロナウイルス感染症対策本部」を1月30日に設置。2月24日、「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となる」との見解を示した。25日には感染拡大を防ぐ基本方針を発表。各地で開催を控えたイベントに向けてその必要性をあらためて検討するよう要請したことにより、全国的に施設の臨時休業やイベントの中止・延期が相次ぎ、地域経済にも影響が広がっている。

 今年12月末日に閉館する原美術館(北品川4)は、3月13日までの臨時休館を発表した。しながわ水族館(品川区勝島3)とマクセルアクアパーク品川(港区高輪4)は3月15日まで休館する。

 四季劇場「夏」(品川区広町2)の「ライオンキング」公演と、「キャッツ・シアター」(同)で予定していた「キャッツ」公演は、3月8日まで中止する。大井競馬場(勝島2)は、3月14日まで無観客レースを行う。馬券は、大井競馬場と大井競馬場専用場外での販売を中止し、電話・インターネット投票のみで販売する。

 3月14日の暫定開業を控える高輪ゲートウェイ駅は、3月19日からスタート予定だったイベント「Takanawa Gateway Fest」を延期する。3月7日に中延エリアで開催を予定していた日本酒飲み歩きイベント「新酒の地酒路」は5月9日に延期。3月22日の「なかのぶジャズフェスティバル」は3月1日時点で、開催する方針だという。

 品川区の図書館では現在、予約資料の受け取りと返却は対応しているが、館内の閲覧席利用、資料閲覧、レファレンスサービスなどはすべて中止している。港区の図書館では閲覧席の長時間利用を避ける呼び掛けと併せて館内の席数を減らすなどの対策を行っている。

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