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山手線・高輪ゲートウェイ駅が開業 記念切符の行列は180分待ちに

高輪ゲートウェイ駅の改札口

高輪ゲートウェイ駅の改札口

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 JR山手線・京浜東北線の高輪ゲートウェイ駅(港区港南2)が3月14日始発より開業し、初日から大勢の利用者が訪れている。

高輪ゲートウェイ駅開業初日の記念スタンプ

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 場所はJR山手線・京浜東北線の品川-田町駅間。山手線に新駅が誕生したのは、1971(昭和46)年開業の西日暮里駅以来。山手線30番目の駅となる。乗車見込人数は1日約2万3000人。

 同駅は、「グローバルウェイ品川」をコンセプトとした品川駅周辺地域再開発プロジェクトの中核に位置づけられている。東京と世界をつなぐ玄関口として、最新の駅サービス設備の導入や認証実験を進める。駅舎のデザインを担当したのは、新国立競技場などを手掛ける隈研吾建築都市設計事務所。開業直前の駅舎公開時は、駅名標や案内板に掲出された「高輪ゲートウェイ」のフォントが明朝体だったことがインターネットで話題となった。

 1階のホームは、線路別島方式で山手線と京浜東北線の2面4線が乗り入れる。1・2番線=山手線、3・4番線=京浜東北線。駅構内には、駅案内をするAIサイネージやタッチパネル、コミュニケーションロボット「EMIEW3(エミュースリー)+AI」を活用した案内板、掃除や移動支援用のロボットが試験導入される。駅舎内2~3階の品川駅方面エリアは、2024年度以降に活用予定。

 開業当日は雨天となったものの、改札前や駅構内は朝から多くの人で賑わった。開業日の日付が入った切符を買い求める人が100メートル以上の列を作り、正午過ぎには180分待ちの案内板を掲出。吹き抜けの構内や駅名標の前では、写真を撮り合う人の姿も見られた。

 改札前で記念写真を撮っていた横尾さん夫妻は、「近隣に住み21年になるが、ついに新しい駅が完成した。斬新なデザインの駅構内を歩ける日を、今か今かと楽しみに待っていたのでうれしい。これまで品川駅を利用していたが、今日のような雨の日はより便利になる」と笑顔を見せる。

 今月19日から駅前で予定されていた新駅開業イベント「Takanawa Gateway Fest(高輪ゲートウェイフェスト)」は、新型コロナウイルス感染防止のため開催延期が発表されている。

 今月23日には、初の常設店として無人の小型コンビニAI決済店舗「TOUCH TO GO(タッチ トゥー ゴー)」と「スターバックスコーヒー 高輪ゲートウェイ駅店」が構内にオープンする。品川開発プロジェクトは、2024年頃にまちびらき予定。

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