ラーメン店「NiboNiboChino(ニボニボチーノ)」(品川区旗の台2、TEL 03-3788-1270)が6月19日、旗の台駅近くにオープンした。
場所は沖縄料理店「Aticoco」隣。内装は木目素材を使い、テーブル席を設けるなど「家族連れもゆったりくつろげる空間」を心掛けたという。店舗面積は約10坪、席数はカウンター6席、テーブル席4席。全席禁煙。
店長の吉田さんは品川区の出身。芸能関係の仕事に就いていたが、結婚を機に転職を考えた際、「中華そば屋 伊藤」(北区)と「自家製麺 伊藤 銀座店」(中央区)で食べた煮干しラーメンのおいしさを思い出し、弟子入りを決意。銀座店で約5年修業し、「大好きな品川区で店を持ちたい」と独立開店に踏み切った。
「『ザ・王道』というような煮干しラーメンではなく、まだこの世にないものを作ろうと思った」と吉田さん。幼い頃から母親が好きでなじみ深かったイタリアンにヒントを得て、オリジナルのラーメンを考案したという。
スープは煮干しや青森シャモロックからだしを取る。大田区の製麺所と独自開発した麺は、生パスタのようなもちもちとした食感が特徴。いずれも化学調味料は使っていない。また、調理用の水は「アクアストリート」(大田区)の純水で、お冷にも同社の純水を使った「自家製ミントのデトックスウォーター」と「水出しルイボスティー」を用意する。
フードメニューは、ペペロンチーノをイメージした「にぼにぼちーの」(800円)、卵黄をトッピングしたカルボナーラ風の「にぼにぼなーら」(900円)、「肉にぼにぼちーの」(1,000円)、「肉にぼにぼなーら」(1,100円)を提供する。数量限定の煮干しラーメン「しおにぼ」(700円)と、チャーシュー入りの「肉しおにぼ(チャーシュー入り)」(900円)には、「自家製麺伊藤」系列店のみで使う麺を「特別に卸してもらっている」と、吉田さん。
トッピングは「青森にんにく絞り生卵(牡蠣だし醤油入り)」「特製にんにく醤油漬け味玉」「自家製煮干し」「フライドガーリック」(以上100円)、「肉増し(岩中豚)」(250円)をそろえる。サイドメニューとして、「にぼにぼちーのの上(味付け替え玉)」(300円)、「小ライス」(100円)、「ライス」(200円)、「チャーシュー丼」(400円)も。
ドリンクメニューはグラスワイン(赤、400円)、日本酒「Beau Michelle(ボー・ミッシェル)」、レモンサワー(以上500円)、グラスビール(350円)、ソフトドリンク(各200円)を用意する。
「ラーメンのお勧めの食べ方は、一口めはそのまま、二口目以降はスープを混ぜて味の変化を楽しんで」と吉田さん。「おいしいラーメンを丁寧に作り続け、末永く愛される店になりたい。従来の煮干しラーメンが苦手な人や女性にもぜひ来てほしい。老若男女の心も体も温める店を目指す」と意気込む。
営業時間は、11時~14時、17時~21時(土曜はランチ営業のみ)。日曜定休。