カフェとレストランを併設した「gicca IKEDAYAMA(ジッカ イケダヤマ)」(品川区東五反田5、TEL 03-6450-4830)が五反田駅近くの池田山エリアにプレオープンして1カ月がたった。経営は小浦石油(大阪府)。
同グループ初の飲食店開業。在本邦インドネシア共和国大使館の隣で、50年以上前から営業を続けてきたガソリンスタンド跡に新築した。1階=ケーキ・デリ・ショップ、2階=レストラン・カフェ、3階=イベントスペースを設ける。店舗面積は3フロア合わせて約120平方メートル、座席数は2階=33席、3階=40席。イベントスペースは現在準備中。
代表の小浦芳生さんは「食とライフスタイルを提案できる店舗を作りたかった。誰もが実家に居るような懐かしさを感じられるよう、外壁のタイルや2階に設置する釜戸など和の要素と多国籍文化を組み合わせた」と話す。店名は「世界中のお客さまにとって、実家のような存在でいたい」という思いから。
同店のジェネラルディレクターで小浦さんのパートナーの藤川ステラかなえさんは、幼少期にドイツやスペイン、ギリシャなどで暮らした経験を持つ。独自の世界観を表現するインテリアや料理で、これまでフレンチレストランのリプロデュースやカフェレストランの開業を手掛けてきたという。実績を生かして、「gicca IKEDAYAMA」のプロデュースを担当した。
1階のケーキ・デリでは、「ノスタルジーチョコレートケーキ」(650円)、「バナナカスタードパイ(760円)、バースデーケーキ(4号=2,500円)、「本日の珈琲」(600円)などを販売する。調味料、雑貨などの販売も。今後はコーヒー豆の焙煎(ばいせん)を予定する。
2階のレストラン・カフェは、ランチ・カフェ・ディナーにそれぞれのメニューを提供するため、メニュー表は42ページにわたる。ドリンクは、「インペリアルアールグレイ」(990円)、「ババリアンミント」(990円)など。フードは、「ウォッカサーモン バジルソース」(1,650円)、「ヤムウンセン」(1,100円)、「四川風麻婆豆腐」(1,300円)、「毛?(けまり)コロッケ銀あんかけ」(660円)を提供する。アルコールは、「ドメーヌドモンジレグロロ」(4,730円)などのワインやカクテル、日本酒「雪の茅舎山廃純米」(770円)などをそろえる。
オープン後の反応について、「地元の方々から『待っていたよ』と本当に温かく迎えてもらった。お客さまとコミュニケーションを重ねていきたい」と小浦さんとステラかなえさん。「食材はできるだけ添加物を使っていないものを仕入れている。地域に根差しながら『おいしいはやさしい』をコンセプトに、お料理を楽しんでいただけたら」と笑顔を見せる。
営業時間は、1階ケーキ・デリ・ショップ=10時30分~21時。2階レストラン・カフェは、ランチ=11時30分~14 時、カフェ=14時~17時、ディナー=17時~22時。月曜定休。グランドオープン時期は未定。