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西五反田「FYB東京醸造所」がオリジナルビール 店内リモートワークプランも

「Far Yeast Brewing 東京醸造所」で醸造した初のオリジナルビール「Gotanda Smash」

「Far Yeast Brewing 東京醸造所」で醸造した初のオリジナルビール「Gotanda Smash」

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 「Far Yeast Tokyo Brewery&Grill(ファー イースト トーキョー ブルワリー&グリル)」(品川区西五反田1、TEL 03-6420-3978)は1月30日、併設のブルワリー「Far Yeast Brewing(ファー イースト ブルーイング)東京醸造所」で醸造した初のオリジナルビール「Gotanda Smash(ゴタンダスマッシュ)」の販売を始めた。運営はFar Yeast Brewing(山梨県)。

「リモートワーク応援プラン」が利用できる店内

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 同社は2017(平成29)年に山梨県でビールの醸造を開始。生活者とより距離の近い小さなブルワリーと併設レストランを都心に開きたいと考えていたところ、「ブッチャー・リパブリック」から資産譲渡でレストランとブルワリー設備を譲り受け、2020年10月に渋谷から西五反田へ移転した。

 併設するブルワリーは、先月から本格的に稼働したばかり。当面は、店内限定ビールなどを醸造する予定。醸造所の面積は約13坪。

 第1弾オリジナルビール「Gotanda Smash」(S=800円、M=1,000円、L=1,200円)は、 American IPA(アメリカンアイピーエー)と呼ばれる種類で、アルコール度数が6.5%。商品名の「Smash」は、1種類のモルト「Maris Otter(マリス オッター)」と1種類のホップ「Cashmere(カシミア)」を使った「Single Malt and Single Hop(シングル モルト アンド シングル ホップ)」の略から。当面は同レストランのみでの提供となるが、ほかの直営店や一部飲食店での販売も視野に入れる。

 同社社長の山田司朗さんは「『Gotanda Smash』はプロダクションチーム一人一人がレシピを出し合い、社内投票で最も支持を得たビール。こういうビールを造りたいという会社の理想が詰まっている」と胸を張る。「同醸造所のモルトとホップの種類は、仕込みごとに変える予定。コロナ禍が落ち着いたら、月に4~5種類のオリジナルビールを楽しめるようにしたい」とも。

 同店では緊急事態宣言に伴う時短営業(11時30分~20時)期間中、「Gotanda Smash」などの一部限定ビールを除いたたる生ビールをハッピーアワー価格(500円~)で提供する。さらに、在宅勤務者向けの「リモートワーク応援プラン」を展開。ソフトドリンク飲み放題(2時間=1,500円、ランチメニュー1,000円以上オーダーで2時間=1,000円)で、時間の終了後もWi-Fiと電源を備えた店内席を利用できるようにした。

 「自宅から外に出づらいお客さんのために、広々とした店の空間を楽しんでほしいと、リモートワーク用のプランを考えた。20代~30代の男女を中心に活用してもらえている」と山田さん。「暖かくなってきたら30席ほどのテラス席も活用し、安心して楽しんでいただけるよう努めたい」とも。

 緊急事態宣言による飲食店の時短営業要請期間中の営業時間は11時30分~20時。リモートワーク応援プランは緊急事態宣言発令中の3月7日までの予定。

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、席数を減らして営業。スタッフと来客の検温の実施のほか、消毒液の設置、密にならないように席へ案内するなど配慮する。

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