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五反田・池上線高架下に渋谷のビアバーが移転 山梨のビール会社直営店

「Far Yeast Tokyo Brewery & Grill」外観

「Far Yeast Tokyo Brewery & Grill」外観

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 ブルワリー併設のビアバー「Far Yeast Tokyo Brewery & Grill(ファーイーストトウキョウ ブルワリー&グリル)」(品川区西五反田1、TEL 03-6420-3978)が10月14日、東急池上線・五反田駅-大崎広小路駅間の高架下に移転オープンした。経営はFar Yeast Brewing(山梨県)。

「Far Yeast Tokyo Brewery & Grill」内観

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 同社は2011(平成23)年創業のクラフトビールメーカー。醸造所をもたないファントムブルワリーとして委託醸造で商品を生産してきたが、自社醸造所の立ち上げに向けて2015(平成27)年には社名を日本クラフトビールから現状に変更した。今年10月には醸造所のある山梨県小菅村に本社を移している。

 同店は都内唯一の直営店で、渋谷から移転した。「ブッチャー・リパブリック ユナイテッド シカゴピザ&ブルワリー 五反田」跡を居抜きで使う。醸造スペースを併設し、2021年1月ごろから店内醸造のビールを提供予定。店舗面積は74坪。席数は店内=75席、テラス=30席。当面は席数を減らして営業する。

 五反田への移転について、店長兼料理長の富田浩嗣さんは「渋谷では主な利用層だった訪日外国人の来客がコロナ禍でなくなり、周辺企業のリモートワークが進んだことで集客が一層厳しくなった。五反田ではオフィスワーカーだけでなく、近隣住民の来客に期待している」と話す。

 ビールは22タップを用意する。メニューは、オリジナルブランドの「東京ブロンド」「東京ホワイト」「東京IPA」(以上、レギュラー=700円、ラージ=900円)、「馨和(カグア)セゾン」(800円)、「馨和ルージュ」「馨和ブラン」(以上900円)、期間限定のオリジナルビールなど。開店記念フレーバーの「Housewarming Ale」、八ヶ岳ブルワリー(山梨県)とのコラボビール「DARK SIDE」、用宗(もちむね)漁港のクラフトビール醸造所West Coast Brewing(静岡県)とコラボした「Yeast Meets West」(以上、レギュラー=800円、ラージ=1,000円)も用意するほか、国内外の醸造所のクラフトビール約10種をそろえる。

 フードメニューは移転に伴い一新した。メニュー表ではビールとのペアリングを紹介する。「フライドポテト ビーフ・ハラペーニョ」「ミート&チップス」(以上800円)、「KAGUAのためのフライドチキン」(1ピース400円)、「東京ホワイト仕込みの自家製ピクルス」(400円)、「特選 尾崎牛のグリル」(150グラム3,700円)、「日替わり肉の盛り合わせ」(3,600円)など。

 11月12日・13日は、West Coast Brewingとのコラボイベントを開催。同ブランドのビールやコラボビールを店内で提供する。

 「渋谷時代に比べて店舗面積が5倍になり、店内醸造できるのが強み」と富田さん。「限定ビールや飲食店から依頼を受けたオリジナルビール醸造など、新しい取り組みをしていきたい」と意気込む。

 営業時間は、平日=11時30分~15時、17時~23時、土曜・日曜=11時30分~23時。新型コロナウイルス感染症対策として、店内の換気や消毒液の設置、スタッフのマスク着用などを講じる。

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