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品川駅前・シナガワグースが3月末に閉館へ 「グランドフィナーレ」特別企画も

シナガワグースの外観(写真提供=シナガワグース)

シナガワグースの外観(写真提供=シナガワグース)

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 品川駅高輪口前の複合商業施設「シナガワグース」(港区区高輪3、TEL 03-3445-0915)が3月31日に閉館する。これに伴い、閉館イベント「グランドフィナーレ」が始まった。経営は京浜急行電鉄。

シナガワグース事務所マネジャーの福田勉さん

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 同施設は1971(昭和46)年、シティホテル「ホテルパシフィック東京」として開業し、海外からの宿泊客にも多く利用されてきた。2011(平成23)年には、より利便性に重点を置いたビジネスホテル「京急EXホテル品川」へリニューアル。同年、敷地内に地上30階、地下1階建ての複合施設「シナガワグース」が誕生した。レストランやショップなど複数のテナントが集う。

 シナガワグース事務所マネジャーの福田勉(ふくだつとむ)さんは「京急EXホテルは品川駅に近く空港へのアクセスも良いため、地方や海外への出張利用で、コロナ禍前の稼働率はほぼ90%に上っていた。ただ、建物自体はかなり古くなっている」と話す。

 シナガワグースを含む品川駅西口地区の一帯は、より利便性を高めるための都市計画が進んでいる。閉館後の敷地には、京浜急行電鉄とトヨタ自動車が共同で新施設の建設を予定する。

 グランドフィナーレに合わせて、京急EXホテル品川は31日最終営業で、宿泊客が客室を自由に落書きできる「客室らくがき付パックプラン」を用意する。料金は、親子ペア・夕朝食付きで1組2万3,000円。予約締め切りは19日17時で、公式サイトで公開中のGoogleフォームで受け付ける。

 3階のグランドフロア横では同施設の歴史パネル展を実施する。前身の「ホテルパシフィック東京」から現在のシナガワグースに至るまでの50年間を振り返る内容だ。

 各レストランやショップでは、閉館特別メニューやノベルティグッズを用意する。アジアン・エスニック料理店「シンガポール・シーフード」では「閉館謝恩プラン シンガポールシーフードコース」(1万円、要予約)を提供。加賀料理店「大志満(おおしま)」では、ホテルパシフィック東京時のメニューを再現する「ご愛顧感謝 特別懐石」も。

 3月30日・31日には、施設内1会計2,500円以上の利用者に、2021年3月現在の品川駅周辺地図を模したマグカップを数量限定でプレゼントする。

 「周辺地域にイベント情報のポスティングを行ったところ、マグカップに興味を持つ方が多かった」と福田さん。「これから先も、品川駅周辺は便利なエリアとして開発が進んでいく。シナガワグースは閉館するが、新施設が完成したらぜひまた利用してもらいたい」と呼び掛ける。

 営業時間・休業日は各店舗により異なる。

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