「和酒バル もるげん 五反田店」(品川区西五反田1、TEL 080-6289-0751)が西五反田エリアにオープンして2カ月がたった。経営は広告事業や店舗プロデュースなどを手掛けるSTABBLE(スタブル)(西五反田2)。
場所は「スターバックス コーヒー 西五反田店」などが入る五反田EXビルの7階。「新割烹 29+ 五反田」跡を居抜きで利用する。店舗面積は約35坪。席数は、カウンター10席、テーブル52席、個室8席。
同店では席ごとにQRコードを用意し、来店客はスマートフォンから注文する「セルフ・モバイルオーダー」を採用する。会計は各種キャッシュレス決済やクレジットカード、現金での支払いに対応する。
神奈川県・三浦半島産の食材を使った料理を中心に提供する。魚介類は活々水産(葛飾区)を介して三崎漁港から、野菜は青木農園から直送する。店長の杉本大輔さんは「鮮度のいい旬の食材が毎朝トラックで届く。食材の状態やお薦めの調理法について、仕入れ先の皆さんと血の通ったコミュニケーションがとれるのがうれしい」と話す。
フードメニューは三崎漁港から直送する鮮魚を使った「刺し盛り」(3点=890円、5点=1,390円)や地魚焼き(700円)、棒ずし(890円)、カルパッチョ(790円)のほか、青木農園産の野菜を使う「まるかじりサラダ」(790円)やバーニャカウダ、グリル(以上890円)、豊洲市場から直送する「生本マグロ刺」(990円)などを提供する。北海道産の「音更宝永ぎょうざ」、「はみだしローストビーフ」(以上590円)なども。
ドリンクメニューは、油長酒造(奈良県)の「風の森」シリーズなどの日本酒(550円~)を20種類以上と、うちゅうブルーイング(山梨県)やY.MARKET BREWING(愛知県)などのクラフトビール(790円~)を5種類以上そろえる。ハイボール、焼酎(以上490円~)、「生レモンサワー」(450円)、グラスワイン(500円)なども。30品以上の飲み放題プラン(120分=1,500円)も用意する。
「飲食業界で約20年働いてきたが、三浦半島から届く食材には初めて扱うものもあり、工夫のしがいがある。今後はより料理の幅を広げられたら」と杉本さん。「限られた外食の機会に自分たちの店を選んでもらえるのはありがたいこと。足を運んでくださる来店客の気持ちをふいにしないよう、力を尽くしたい」とほほ笑む。
営業時間は17時~24時。日曜定休。