カフェ「お菓子とお茶 結愉Salon(ゆうゆサロン)」(品川区戸越2、TEL 090-4688-0475)が戸越八幡神社境内のアトリエ白(ブラン)内にオープンして3カ月がたつ。
カフェは境内にあるアパートの一室を改装して活用する。店舗面積は約6坪。
店主の山崎昌江さんは石川県出身。幼少期から茶道が身近にあり、お菓子を食べながらお茶を楽しむ習慣があったという。2013(平成25)年に地域センターの一室を借りて子育てサロンを開設。子ども連れの友人に菓子と茶を振る舞い、母親たちがひと息つく時間を設けていた。
茶道や菓子作りのレッスン講師を続けるなか、自身の子どもが大きくなってきたタイミングで事業化を決意。製菓衛生師などの資格を取得したものの、開業を考えていた矢先にコロナ禍となり、ポップアップショップで個別販売をしていたという。その後、同神社で祈祷を受けたことをきっかけに、境内で販売を開始。物件が空いたタイミングで神社から声がかかり、初の常設出店にこぎ着けた。
ドリンクメニューは、注文後に山崎さんが目の前でたてる抹茶(420円)や、たてた抹茶にホットミルクを注いだ抹茶ラテ(510円)、3種類の茶葉から選べる「紅茶」(600円~)などをそろえる。「スパイスティー」(25グラム=620円)や「ダージリン セカンドフラッシュ2021年 ディララム農園」(20グラム=1,000円)など茶葉も販売する。
フードメニューは、生菓子や焼き菓子を季節替わりで販売する。自家製のイチゴジャムをはさむ花型の「フルフトブリューテ」(420円)や「ブラウン」(220円)などのクッキー、白小豆パウンド、小豆パウンド(各260円)など。月2回ほどある吉日「寅の日」に販売する「寅焼き(粒あん/カスタード)」(360円、次回販売は2月18日)や、季節菓子のチョコレートケーキ(360円~)、オランジュショコラ(260円)なども。焼き菓子を詰め合わせるクッキー缶は事前予約制で受け付ける。
「抹茶をたてるときは、好きな茶わんをお客さまに選んでもらう」と山崎さん。「外出を控える生活が続き、季節を感じにくい状況があるのでは。行事菓子やお茶の香りを楽しみながら自分と向き合う時間を大切にしてもらえたら。状況を見ながら、抹茶や紅茶、菓子作りのレッスンも開催していく」と笑顔を見せる。
営業時間は10時30分~15時30分。火曜・水曜・祝日定休。新型コロナウイルス感染対策として、店内を換気して入り口に消毒液を設置する。スタッフはマスクを着用する。