シーシャ専門店「Lyra(リラ)」(品川区東五反田2)が東五反田エリアのソニー通り沿いにオープンして2カ月がたった。経営はデジタルマーケティング事業を展開するリファンク(渋谷区)。
場所は「MOBaCAFE(モバカフェ)」隣のビル4階。ネイルサロン跡を全面改装して利用する。バリをイメージした店内には、ラタン調のソファやハンギングチェアを置く。店舗面積は約10坪。席数は最大10席。
シーシャとはイスラム圏で利用される水タバコ。香り付けした煙草を加熱して、煙を水に通して吸う。
オープンの経緯について、同社社長の大畑星瑛(ほしてる)さんは「シーシャは落ち着ける空間で楽しむのが醍醐味(だいごみ)。働き方が多様化して、シーシャを吸ってリラックスしながら仕事する人も増えた。しんみり語らう場として、飲み会の2軒目に居酒屋ではなく、シーシャ屋を選ぶ20~30代にも注目している」と話す。
来店客はシーシャとドリンクの代金、チャージ(300円)を支払う。LINEで友達登録をして、トーク画面から注文する仕組み。
シーシャは「Odin Hookah (オーディン)」「Shisha Bucks(シーシャバックス)」(以上2,200円)、「Oduman Hybrid(オデュマン)」(2,000円)、「C2 電子シーシャ」(1,800円)の4台を用意する。内部に保冷剤が入っている「アイスホース」(400円)をシーシャのホースに取り付け、煙を冷やす吸い方もある。シーシャのつぼには、水の代わりにジュース(600円)やアルコール(800円)を入れることもできる。
フレーバーはグレープフルーツ、キューバンモヒート、チャイラテ、ピーチ、ブルーベリーなど約50種類をそろえる。同店の「お薦め」はパイン、ピニャ・コラーダ、オレンジなどの南国系。2~4種類のフレーバーをミックスして提供する。
ドリンクメニューは、生ビール、「ハイボール(I.W.ハーパー)」、フルーツサングリア(以上800円)、ウオッカ、ジン、テキーラ、カシスなどのリキュール、果実酒(以上700円)、オレンジジュース、コーラ、ジンジャーエール、烏龍茶、緑茶(以上500円)などをそろえる。客単価は3,000円。オープン記念で現在、シーシャ、チャージ、ソフトドリンクを一式2,000円で提供している。
「どのフレーバーを選べばいいか迷ったら、スタッフにぜひ相談してほしい」と大畑さん。「通りすがりの人が看板を見て来店するケースが多く、五反田周辺に住んでいる人の認知度を高めたい」と意気込む。
営業時間は17時~翌4時30分。未成年は入店不可。まん延防止等重点措置期間中は14時30分から営業し、酒類の提供は20時まで。新型コロナウイルス感染症対策として検温、アルコール消毒を行っている。