「Dinning&Bar Vegg(ベッジ)」(品川区小山4、TEL 03-6424-7444)が3月25日、武蔵小山駅近くにオープンした。経営は飲食事業を手がけるTWOWAY(同)。
同社社長の岡田直志さんは、2018年に「Bar Laranja(ラランジャ)」(同)をオープン。コロナ禍でオフィス街の人手が読みにくいことを背景に今年3月にキッチンカー事業から撤退し、以前から考えていた実店舗出店に踏み切ったという。
場所は「Bar Laranja」の向かいで、今年1月に竣工したザ・シティ武蔵小山2階。店舗面積は15坪、席数は、カウンター6席、テーブル22席。
店名は、Vegetable(野菜)とEgg(卵)を組み合わせた造語。「生産者の思いが伝わる食材を使うことで、食事の場がより楽しくなるのでは」という考えから、野菜や卵、フルーツを中心とした創作料理を提供する。
食材には、青木農園(神奈川県)から直送する三浦野菜や福島産の会津野菜のほか、ハコニワファーム(栃木県)の卵などを使う。
フードメニューは、「季節フルーツのサラダ」(770円)、「三浦野菜のバーニャカウダ」(2,200円)、マスカルポーネチーズを使う「季節フルーツの洋風白和(あ)え」(660円)などを提供する。「骨付きもも肉のコンフィ~信玄鶏の低温調理~」(1,870円)、卵黄を使うオレンジ色のソースが特徴の「箱庭卵の濃厚カルボナーラ」(1,540円)、「箱庭ファームのあかね卵のプリン」(715円)など。
ドリンクは、バー営業の経験を基に80種類以上のメニューをそろえる。「モンキーショルダー」「ディンプル」(以上770円)などウイスキー13種類、スパークリングワイン「ロータリ ブリュット」(グラス=780円、ボトル=4,500円)、「フレッシュジュース・カクテル」(770円~)、系列バーでも提供している「本気のカルーアミルク」(990円~)など。
今後はランチ営業を始める見通しだという。「素材の良さを生かし、卵かけご飯など卵中心のランチメニューを検討している。ディナーはコースメニューも考案したい」と岡田さん。「私はニンジンが苦手だが、青木農園のニンジンを食べて初めておいしいと感じた。野菜が苦手な人も、まずは試してみて」とほほ笑む。
営業時間は16時~24時。新型コロナウイルス感染症の対策として、スタッフはマスクを着用する。