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大井蔵王権現神社で第1回「らくご会」開催迫る 品川区在住の落語家が出演

落語家の入舟辰乃助さん(左)と柳家吉緑さん(撮影=wataru umehara)

落語家の入舟辰乃助さん(左)と柳家吉緑さん(撮影=wataru umehara)

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 「大井新地らくご会in権現神社」が5月14日、大井蔵王権現神社の社務所で開催される。企画は近くの大井新地飲食街にあるギャラリーバー「大井新地 0m(ゼロメートル)先」(品川区大井1)。

大井蔵王権現神社の境内(写真提供=大井新地 0m先)

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 同イベントは、品川区在住の二ツ目落語家で柳家吉緑(やなぎや・きちろく)さんと入舟辰乃助(いりふね・たつのすけ)さんが出演する継続企画。

 公演開催のきっかけについて、同店店主でフォトグラファーの梅原渉さんは「吉緑さんと辰乃助さんとは、宣材写真の撮影を頼まれる関係。友人として、店にもよく遊びに来てもらっている。地域の人に2人の落語を聞いてもらいたいと企画した」と話す。「来場客に同飲食街を利用することで、コロナ禍で弱った飲食店を元気にしたいという狙いもある。同飲食街には気軽に足を運びにくい印象があるかもしれないが、そういったイメージを拭い去れたら」とも。

 当日は2人がリレー形式で演目を披露する。チケットの予約は、「大井新地 0m先」のインスタグラムにダイレクトメールを送るか、店に直接申し込む。

 辰乃助さんは「それぞれ個性を持つ2人の落語を一緒に聞けるのは楽しいと思う。らくご会をきっかけに、昔から営業する味のある店と新店がいいバランスで融合している今の同飲食街の雰囲気を感じてほしい」と話す。吉緑さんは「落語は、堅苦しい、難しいと思っているかもしれないが、お笑いライブに行くような感覚で気軽に来てもらえたら」と呼びかける。

 梅原さんは「2人が昇進して、真打ちになるまで続けて行きたい。『大井新地が育てた落語家さん』と言えるようになるまで2人をフォローできれば。2人を応援することで、より地域を盛り上げたい」と意気込む。

 公演チケットの料金は2,000円。15時公演が完売したため、追加公演として18時公演を開催する。開場は開演の30分前から。新型コロナウイルス感染症の対策として、会場の定員を制限して換気し、入場時は検温と手指の消毒、マスクの着用を求める。

 年内の開催は、7月2日、8月14日、10月1日、11月13日にも予定する。7月以降の公演では吉緑さんと辰乃助さんが1人ずつ交互に出演するという。

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