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三田・けいなか商店街にサウナ&スパ「パラダイス」 銭湯居酒屋跡をリノベ

「PARADISE」外観

「PARADISE」外観

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 サウナ&スパ「PARADISE(パラダイス)」(港区芝5、TEL 03-6453-8720)が4月29日、三田駅近くの慶応仲通り商店街にオープンした。運営は飲食事業などを手がける大関商品研究所(港区芝5)。

浴室1階の水風呂(左)と湯船、中央扉奥が共用サウナ

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 同社は三田エリアを中心に飲食店を経営してきたが、コロナ禍で約10店舗が閉店。うち1店が銭湯「万才湯」跡を改装した居酒屋「分福」で、再び浴場施設にリノベーションして新業態を立ち上げた。男性専用施設として営業するが、月に3日ほどレディースデーを設けるという。

 館長兼運営責任者の大澤秀征さんは、千葉大学工学部の建築コースに在籍する学生。「サウナが大好きで大関商品研究所の社長と意気投合し、休学してサウナ事業に関わることになった。コロナ禍でダメージを受けた商店街を盛り上げたい」と話す。

 浴場は2階建て。施設面積は約100坪。1階に洗い場、湯船と水風呂(各3槽)、共用サウナ、2階に「ととのい」用の休憩スペース、個室サウナを設ける。水風呂の水温は16度と9度を用意し、水深は最大100センチとした。

 共用・個室サウナとも、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させるフィンランド式のロウリュサウナ。共用サウナの定員は20人。予約制の個室サウナは各室定員1人で全5室。温度は利用客が調整できる。

 大澤さんは、「利用客を本当のリラックス状態に導けるよう、入館から退館までの体験を総合的にプロデュースした。サウナがマニアック化する中で、サウナ好きだけでなく、ちょっと興味を持って来てくれた人にも魅力を伝えることで、『日本一サウナ好きを増やす施設』を目指す」と意気込む。

 浴室内の壁には、「現代版銭湯壁画」としてアニメーションを投影する。現在は、東京芸術大学の学生で田町を中心に活動するRYO OGATAさんのキャラクターアニメーションを投影している。「スマホもなく、サウナに入って五感が研ぎ澄まされた状態で、より深くアートを楽しんでほしい」と大澤さん。今後もさまざまな若手アーティストとのコラボや広告展開などを視野に入れる。

 施設内では、生のレモンを搾りミントを飾る「レモンモヒート」(ノンアルコール対応あり)、ハイボール、生ビール(以上600円)、ミネラルウォーター(200円)などのドリンクや、サウナハット(5,800円)、手ぬぐい(1,000円)、ウォーターボトル(1,800円)などのオリジナルグッズを販売する。

 「店内で提供するのはドリンクのみ。食事はぜひ商店街のお店を利用してほしい」と大澤さん。「楽しい時、疲れた時、癒やされたい時、いつでもふらっと立ち寄ってほしい」と呼びかける。

 24時間営業。初のレディースデーは5月20日を予定する。一般入浴の利用料金は30分=750円で、延長10分ごとに250円。個室サウナ90分コース(個室サウナ利用60分と施設利用30分)の利用料金は3,500円で、延長10分ごとに250円。支払いはクレジットカード、電子マネーのみ。新型コロナウイルス感染症対策として、スタッフはマスクを着用する。

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