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田町に醸造所「ワインマンファクトリー」 第1弾は早熟デラウェア、18リットル限定で

早熟デラウェアのワイン(写真提供=WINEMAN FACTORY)

早熟デラウェアのワイン(写真提供=WINEMAN FACTORY)

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 ワイナリー「WINEMAN FACTORY(ワインマンファクトリー)」(港区芝5、TEL 080-7373-4141)が10月1日、醸造したワインの販売を始めた。

東京国税局芝税務署で酒類製造免許を受け取る井上さん(写真左)(写真提供=WINEMAN FACTORY)

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 同ワイナリーのコンセプトは「手作業で丁寧に」。日本のブドウを使い、600リットルのステンレスタンク4基、200リットルのポリタンク5基、20リットルの瓶で醸造する。

 今年5月に田町の古民家をリノベーションし、1階にワイナリーとレストラン、2階にワインショップを持つ複合型店舗を移転オープンした。店舗面積は「WINEMAN FACTORY」=約5坪、「Antica Braceria Bell'italia」=約12坪、「Wineman store」=約10坪。

 オーナーの井上裕一さんは、イタリア料理歴約20年のシェフで、北イタリアで2年間修業した経験を持つ。2012(平成24)年にレストラン「Antica Braceria Bell'italia(アンティカブラチェリアベッリターリア)」を目黒に、2019年に同ワイナリーとワインショップ「Wineman store(ワインマンストア)」を不動前にオープンした。

 ワイナリー開設の経緯について、井上さんは「ワインは飲んで楽しむ側だったが、シェフ仲間がワインを作り始めたのを知り、興味を持った。2019年から他所のワイナリーで醸造に関わったが、自分のワイナリーを持ちたいと思った」と話す。「経営する3店舗を同じ敷地に集約できそうな場所を探したところ、田町にちょうどいい物件があった」とも。

 第1弾のワインは、18リットル限定の「DELAWEAR VERDE ALLA SPINA(早熟デラウェア生サーバー)」(1杯=1,000円)で、生ビールのサーバーを使って販売する。「早熟デラウェアは糖度が低く酸味が強い品種で、皮が厚くて渋い。飲み口は「フレッシュで軽やか。ザクロのような甘酸っぱい味に仕上がっている」と井上さん。店頭とネット販売のほか、同レストランとワインショップの角打ちでも提供する。

 「すでに別の品種でもワインを仕込んでいる。年内にはボトル販売を始める予定」と井上さん。「小さいワイナリーだからこそ、工場生産とは異なる味を出せるのが売り。出来たてでフレッシュなワインを出したい」と笑顔を見せる。

 「WINEMAN FACTORY」の営業時間は14時~23時(土曜・日曜・祝日は11時30分から、日曜は18時まで)。月曜定休。

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