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田町・芝浦にダイニング「ビオターブル」 ブライダル企画会社が経営、ビーガンにも対応

オーナーの松木順水さん(右)とシェフのサボリオ・グスタヴォさん

オーナーの松木順水さん(右)とシェフのサボリオ・グスタヴォさん

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 ダイニング「biotable.(ビオターブル)」(港区芝浦3、TEL 03-6809-5499)が6月8日、田町エリアの八千代橋近くにオープンした。企画・広告制作を手掛けるADLIVE(福岡県)と飲食事業などを展開するそら(渋谷区)の共同経営。

「biotable.」のテラス席

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 ADLIVE代表でオーナーの松木順水(なおみ)さんは、クリエイティブディレクターとしてブライダル業界に関わってきたが、コロナ禍でブライダルの仕事が激減。会社として何ができるのかを模索したという。

 「食習慣にファスティング(断食)やグルテンフリーを取り入れたところ、身心の調子が良くなり、4カ月で約6キロ減量できた。健康の大切さを知ったことが飲食店を始めるきっかけになった」と松木さん。「以前から、ドレスの着用や式場での挙式などブライダルの決まった形式にも疑問を感じていた。もっと自由な祝いの場を作りたいと思った」とも。

 店内はオープンキッチンで、南向きの一面には開閉式の大きなガラス窓を設ける。「清潔感があり、リラックスできる明るい空間にこだわった」と松木さん。店舗面積は33坪。席数は、テーブル=40席、テラス=18席の計58席。

 店名は、フランス語で「有機の」を意味するbiologiqueとtable(テーブル)を組み合わせた造語。「宗教上の理由や食への考え方など、さまざまな価値観を持つ人々が垣根なく1つのテーブルを囲める場になれば。今後はパーティー利用にも対応していきたい」と松木さんは話す。

 ランチメニューは、米粉か小麦粉から選べる「本日のパスタ(オーガニックサラダ付き)」と「本日のリゾット(オーガニックサラダ付き)」(以上1,600円)を提供する。メニューは順次増やしていくという。

 ディナーメニューは、「たっぷり野菜のスパニッシュオムレツ」(1,000円)、「バクバク食べるいろんな雑穀と木の実のbiotable.’sサラダ」(1,200円)、「biotable.のギルティーフリーパスタ」(1,600円)、「そば粉の彩りクレープ」(2,400円)、「ソイミートのパーフェクトヴィーガンラザニア」(2,200円)、「骨付き鴨肉のコンフィ ベリーのソース」(2,800円)、「オマール海老(えび)のステーキ 緑の絨毯(じゅうたん) クルミとクランベリーの香り」(2,900円)などを用意する。「レモンとミントの爽やか豆乳セミフレッド」「グルテンフリー しっとりフォンダンショコラ」(以上800円)などもある。

 ドリンクメニューは、ボトルワイン40種類をそろえる。「ヴーヴ・オーヴァン・ド・フランス ピッコロサイズ200ml」(1,980円)、「トソ スパークリング」(4,950円)、「ルエ・ディ・ピアーネ・ピノグリージョ」(3,850円)、化学肥料を使わないという「レガートムチョス・シャルドネ」(5,280円)、ビーガン向けというオーガニックワイン「アブラデティ」(6,380円)などを用意する。生ビール(700円)、「本日のグラスワイン」(各800円)、ウーロン茶、オレンジジュース、ジンジャーエール、コーヒー(以上600円)なども提供する。

 テークアウト対応や通販も準備中。将来の展望について松木さんは、「アジア各国も視野に入れたフランチャイズ展開を考えている。新しいブライダルの形も発信していきたい」と意気込む。「店づくりを通して、心身が健やかでいられることの大切さを感じる文化を広めていけたら」とも。

 当面の営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~22時。月曜・火曜定休。新型コロナウイルス感染症対策として、入り口に非接触型の検温器と消毒液を用意。スタッフはマスク着用で接客し、手洗いとアルコール消毒をする。客席にはしぶき防止のアクリル板を設置する。

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