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新馬場で「品川宿みんなの芸術祭」 歴史巡る街歩きや本照寺での落語会も

「旅するうなぎのねどこ」代表・田邊寛子さん(右)とイベント関係者(写真提供=旅するうなぎのねどこ)

「旅するうなぎのねどこ」代表・田邊寛子さん(右)とイベント関係者(写真提供=旅するうなぎのねどこ)

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 「品川宿みんなの芸術祭」が8月7日、京急本線新馬場駅近くの本照寺(品川区北品川2)で開催される。主催は、旅するうなぎのねどこ。

本照寺・本堂

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 同プロジェクト代表の田邊寛子さんは2015(平成27)年から2020年まで、北品川の古民家を使ったシェアスペース「うなぎのねどこ」を運営。「技術や知識を持っている人がやりたいことを披露する場」としてワークショップや講座を開いてきた。現在は特定の拠点を持たず、プラットフォーム「旅するうなぎのねどこ」として、旧品川宿エリアを中心に地方の島などと交流イベントを企画・運営する。

 今回のイベントでは、江戸~明治初期の同エリアの歴史をたどる街歩きを行う。品川区のボランティアガイドの案内と共に、幕末・明治維新の舞台となった旧品川宿や東海寺の周辺を巡る。10時に新馬場駅を出発し、12時に本照寺で解散予定。参加費は500円。

 本照寺の本堂では、エレクトーン奏者の歌声サリーさんによる昭和歌謡のショーと、柳屋小もんさんによる落語会を開催する。時間は13時~16時。参加費は3,500円。田邊さんは「落語には、品川近辺が舞台として出てくる作品も多い。午前の街歩きで品川の土地に触れて、落語をより楽しめるようになってもらえれば」と話す。

 街歩きと本堂でのイベントは、いずれも予約制。旅するうなぎのねどこのインスタグラム・フェイスブックで予約を受け付ける。

 本照寺に隣接するレンタルスペース「寺子屋みろく」では、当日12時から16時30分までワークショップを開催する。江戸すだれランチョンマット作り(先着5人、参加費500円)、古布を使った巾着作り(先着6人、参加費500円)、石こうの仏像に着彩する「カラフル仏像作り」(参加費1,500円)、金継ぎアクセサリー作り(先着6人、参加費4,500円)など。

 同スペースでは、水菓子と冷たい抹茶(1,000円)の提供や、座右の銘など好きな言葉の毛筆サービス(参加費は「お気持ち」)のほか、2階の和室では「脳の断捨離」として頭部のリラクセーション(20分1,000円~)を行う。

 「今回のプログラムでは日本の伝統的なものを多くそろえている。本照寺という和の空間で歴史や文化を楽しんでもらいたい」と田邊さん。今後の活動について「これまで約2年間、拠点を持たずに『旅をする』形で活動してきたが、縁があればまた品川に拠点を持ち、地方とつながる活動をしていきたい」とも。

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