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旧東海道沿いに「北品川新宿観光案内所」 和菓子店跡、地元ボランティアが常駐

「ガイドしながわ」の加藤佑三郎さん(左)と伊東進さん

「ガイドしながわ」の加藤佑三郎さん(左)と伊東進さん

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 「北品川新宿(しんしゅく)観光案内所」(品川区北品川1)が北品川駅近くの旧東海道沿いにオープンして2カ月がたった。運営はしながわ観光協会。

案内所の玄関前に設置されたパンフレットのラック

 同所の数軒隣で運営していた「しながわ観光案内所」が2018年に閉所。店主が亡くなり閉店した和菓子店「桝翁軒(ますおうけん)」跡を借り、約2年ぶりに再開した。

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 しながわ観光協会の大越章光さんは、「桝翁軒の店主の家族が『旧東海道沿いの店がシャッターを閉めたままにしているのは忍びない』と気にしていると聞き、軒先を貸してもらえないか相談した」と話す。

 区内の観光名所や史跡を案内するボランティアグループ「ガイドしながわ」のスタッフが日替わりで常駐。道案内やお薦めの観光名所を紹介するほか、観光パンフレットを配布する。

 事前予約制で観光案内を受け付け、コースは希望時間や内容によって検討する。一例として、2時間ほどで歩行新宿・北品川宿・南品川宿の「品川三宿」を巡るコースや、3時間ほどで品川寺(南品川3)や荏原神社(北品川2)など東海七福神をまわるコースも用意する。

 ガイド料は、3時間以内で1~5人=1,000円、5人以上は1人200円追加。3時間以上は1~5人=1,500円、5人以上は1人300円追加。予約受け付けは、ガイドしながわの公式サイトまたはしながわ観光協会の電話から。新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、当面は団体の受付を取りやめる。

 ガイドしながわの加藤佑三郎さんは「初めて東海道を歩く人には、利田神社(鯨塚)や品川神社など、街道沿いから外れる名所は分かりにくいかもしれない。お客さんの年代や興味に合わせ、豆知識を挟んだり話のオチをつけたりと、案内の腕を磨いている」と話す。「東海道を京都まで歩いた経験がある」という伊東進さんは「自分で資料をまとめたファイルを常備している。現在の景色に昔の景色を重ねて楽しめるのが案内の醍醐味(だいごみ)」と笑顔を見せる。

 しながわ観光協会の大越さんは「良い場所を借りられて本当にありがたい。北品川駅の駅前広場の開発にも注目していきたい」と話す。

 営業時間は10時~15時。土曜・日曜・祝日のみ営業する。新型コロナウイルス感染症への対策として、スタッフはマスクを着用し、消毒液を設置する。